bitFlyerがLightning FXを廃止しCrypto CFD提供開始へ

bitFlyerはプレスリリースで、28日18時以降のLightning FX廃止を明かしました。
代わってCrypto CFDという新形式を導入予定です。
bitFlyerはこのように、レバレッジ取引の業務内容を見直しています。
業務内容の変更について、詳しく見ていきましょう。

bitFlyerがLightning FX廃止へ

bitFlyerは28日18時以降のLightning FX廃止を発表しました。
代わってCrypto CFDの提供を開始する予定です。
つまりbitFlyerは、レバレッジ取引の提供方法を刷新します。
新しい取引形態の導入で、ユーザーによりよい環境を与える狙いです。

Lightning FXとは、bitFlyerのレバレッジ取引サービスです。
レバレッジの倍数に応じて、証拠金を上回る額の取引ができます。
たとえばレバレッジ2倍、証拠金1万円なら、2万円分の仮想通貨売買が可能です。
現物取引より大きな利益を期待できる一方、損失リスクの大きさに気をつけなければなりません。

bitFlyerはレバレッジ取引の見直しにより、ユーザーにとっての利便性向上を目指します。
Xでは以下の口コミがありました。

Crypto CFDを新たに開始へ

Crypto CFDとは、bitFlyer提供の新レバレッジ取引サービスです。
サービス内容の一部が、Lightning FXから変更されています。
主な変更点は以下のとおりです。

たとえばLightning FXとLightning現物の価格乖離によって、SFDが発生します。
2つの市場価格が異なりすぎるために、取引で損をするユーザーがいるのです。
以上から、大きなアドバンテージを得たユーザーから「SFD」として手数料を徴収し、不利益を受けた他ユーザーへ補償するしくみでした。

Crypto CFDでは従来のSFDに代わり、ファンディングレート制度を適用し、補償プロセスも変更しています。
ほかにもCrypto CFDに対し、取引価格の急変防止目的のサーキットブレーカー制度を、新しいしくみで取り入れます。
またレバレッジ取引で見られるスワップポイントも「レバレッジポイント」に代わる見通しです。
Lightning FXからCrypto CFDに代わり、複数のルール変更が見られます。
 

Lightning FXからCrypto CFDへ建玉を移す方法

Lightning FXのユーザーは、Crypto CFDへ建玉を引き継げます。
暗号資産関連店頭デリバティブ取引の契約締結前交付書面に、同意すればよいのです。
そうすればCrypto CFD開始時に、Lightning FX建玉が強制決済されません。
Crypto CFD建玉に変わる形で、実質的に引き継げます。

引き継ぎの手続きは、3月28日17時59分までに、Lightning FXのサービス画面で書面に同意しましょう。
同意がなければ未約定注文のキャンセルや、建玉の自動決済が行われます。
該当の利用者はLightning FX廃止前に手続き内容を確かめ、Crypto CFDへ移行するか決めてください。
 

まとめ

bitFlyerがレバレッジ取引について、サービス内容を変更します。
Lightning FXを28日に廃止し、代わりにCrypto CFDを導入予定です。
サービス内容の変更により、価格乖離へのフォローの仕方など複数の規則変更が見られます。

Lightning FXユーザーは必要な手続きを済ませれば、Crypto CFDへ建玉を引き継げます。
しかし期限までに手続きを済ませないと、強制決済や未約定注文のキャンセルが起きるので要注意です。
変更や手続きの内容をチェックして、Crypto CFDの利用を検討してください。