6日、SEC(米証券取引委員会)が先物ファンドを承認したことが明らかになりました。
これに関し、コミッショナーの一人であるヘスター・ピアース氏は前向きなコメントをしています。
要点
SECがビットコイン先物ファンドを承認
少し進歩しています:「ビットコイン先物戦略を備えた登録済みのクローズドエンドインターバルファンドがローンチの準備を進めています。」 -ダリア・ブラス
6日、SECがNYDIG社の申請したビットコイン先物ファンドを承認したことが明らかになりました。
少しややこしいですが、これは簡単にいうと、「ビットコイン現物」ではなく「ビットコイン先物」に基づく金融商品を機関投資家に提供する企業です。
承認した大きな理由としては、ビットコイン現物を扱わないことから、カストディに関する問題がないこと。
コミッショナーの一人であるヘスター・ピアース氏は、このことに関し「少しの進展」と前向きなコメントを残しています。
同氏がコメントするように、ETFに関して確かに「少しの進展」ですが、今回の一件は直接ETFに関係するものではないので、その点は注意が必要です。
来年以降も世界の規制動向に注目か
米国に関してはビットコインETF、中国の厳しくなる仮想通貨規制は来年以降も引き続き注目となるでしょう。
また、直近ではヨーロッパ諸国で規制に関して新たな動きがみられ、ドイツでは銀行が仮想通貨の販売・保管を開始するという報道。
フランスでは、デジタル通貨発行を検討していることが報じられています。
中国に関しても、仮想通貨規制が厳しくなる一方ですが、ブロックチェーン事業やデジタル通貨発行は先進国の中でもっとも先導しているので、その点も注目したいところ。
これら規制に関する材料は直接相場を動かす可能性があるので、来年以降、日本も含め仮想通貨規制が進展することに期待したいですね。
まとめ
6日、SEC(米証券取引委員会)が先物ファンドを承認したことが明らかに。
コミッショナーの一人であるヘスター・ピアース氏はこのことに関しETF動向に関し「少しの進展」と前向きなコメントを残しています。
規制に関しては米国のETF動向もそうですが、中国や直近でヨーロッパ諸国で前向きな報道がみられるので、来年以降も引き続き注目したいところです。