12月2日に世界的スポーツブランドのアディダスがメタバースへの参入を明かしました。
メタバースとは仮想空間の一種であり、NFTをはじめとした仮想通貨とも関連が深いといえます。
近年はその利便性から、大企業の参入例も増える状況です。
世界的な影響力を増しているメタバースの意味を踏まえ、 現在の状況を解説します。
要点
アディダスがメタバース参入を決定
2日にアディダスはメタバースへの参入を決めました。
公式Twitterで発表しています。
Twitterでのリリースによると、アディダスはメタバース参入にあたり、以下の3つとコラボレーションをします。
・gmoney NFT
・PUNKS Comic
Bored Ape Yacht ClubはNFTの一種で、イーサリアムのブロックチェーン上に1万個以上含まれています。
gmoneyはNFTコレクターの一人で、世界的なインフルエンサーとして活動中です。
PUNKS Comicは、漫画にNFTの要素を組み合わせた「クリプトコミック」を製作しています。
アディダスがメタバースの世界でどのような一面を見せるかに期待です。
メタバースとは何か?
メタバースとは仮想空間の一種で、オンライン上でアクセスできます。
ユーザーはアバターを作り、メタバースに入り込ませるのです。
これにより他のユーザーと交流したり、コンテンツを楽しんだりできます。
仮想空間の中で別次元の生活を楽しめるシステムがメタバースです。
ゲームでも『あつまれ どうぶつの森』や『Minecraft』などがメタバースとして話題になりました。
近年はFacebookがメタバースへの多額投資を表明するなど、世界的な影響力が強まっています。
メタバース業界の成長に期待しましょう。
メタバースと仮想通貨の関係は?
メタバース上で使われるNFTはイーサリアム上のブロックチェーンで構成されています。
NFTとは非代替性トークンという意味で、他の通貨に替えられないものです。
イーサリアムのERC721規格をベースに作られています。
ビットコインのように日本円への換金のような代替行為はできません。
NFTは仮想通貨を使って購入します。
このとき主にイーサリアムが決済で使われる形です。
その意味でNFTと仮想通貨は似て非なるものですが、交換可能な組み合わせになります。
メタバースの影響力増大が仮想通貨市場を動かす
メタバースの影響力が増えれば、仮想通貨市場にも前向きな影響を与えるでしょう。
今回のアディダスのように世界的企業がメタバースで成功すれば、価値を押し上しげそうです。
NFTは仮想通貨を使って入手します。
認知度が上がれば仮想通貨の需要に刺激を与えるでしょう。
取引所で手に入れたビットコインやイーサリアムの用途がゲーム界隈で増えれば、利便性がアップするからです。
以上からアディダスやFacebook以外にも有名企業がメタバースで活躍すれば、仮想通貨の流通も活発になりそうです。
まとめ
アディダスのメタバース参入が話題になっています。
今回のように世界的企業の参入や活躍が増えれば、仮想通貨市場を刺激するでしょう。
メタバースで使われるNFTが、仮想通貨を使って購入するものだからです。
ビットコインやイーサリアムも、今後メタバースで活発に使われるようになるでしょう。
アディダスの動向は、その流れの一環と考えられます。
今後のメタバースの発展に期待しましょう。