フェイスブックは18日、独自仮想通貨プロジェクト「リブラ」のホワイトペーパーを発表しました。
「数十億人が使う」とも公言され、スケールの大きいプロジェクトになっています。
要点
Facebookが2020年上半期までに独自仮想通貨を発行へ
(参照元:https://libra.org/ja-JP/white-paper/)
Facebookは以前から注目されていた独自仮想通貨プロジェクトのホワイトペーパーを公開しました。
上記にあるように、ホワイトペーパーは日本語版も用意されているので、気になる方はチェックすると良いでしょう。
今回発表されたホワイトペーパーのポイントは下記になります。
・シンプルなグローバル通貨と金融インフラ構築を目指し数十億人の利用を目指す
・ウォレット兼決済アプリ「Calibra.com」を公開
・プログラミング言語には「Move」、BFT(ビザンチン・フォールト・トレランス)というコンセンサスアルゴリズムを採用
この中でも注目するのは、やはり「数十億人の利用を目指す」というスケールの大きいヴィジョンでしょう。
ウォレットは「Calibra」と名付けられ、サイトはすでに公開されています。
また、リブラはFacebookと独立した会社であることも強調されており、すでにビザやウーバー、ペイパル、リフトといった世界的大企業とパートナーシップを結んでいます。
発行は2020年上半期を目指すことですが、今後も仮想通貨市場にとって重要な材料となりそうです。
仮想通貨の普及始まるか
リブラ計画については、以前も当ブログで取り上げていますが、最大の注目ポイントは「仮想通貨の普及」に限るでしょう。
仮に「グローバルコイン」と呼ばれる(名称は変更になるかもしれません)通貨がホワイトペーパー通り数十億人に認知されるようになれば、仮想通貨自体の認知が上がり、多くの人が仮想通貨に目を向け始める可能性があるからです。
まだ観測レベルではありますが、今後は実店舗と提携することもささやかれており、またアマゾンといったe-コマースとも提携を結ぶとのこと。
その意味では仮想通貨市場全体にとって非常に重要な材料となるので、今後も関連する報道はチェックしていきたいものです。
まとめ
Facebookは18日、独自仮想通貨に関するプロジェクト「リブラ」のホワイトペーパーを発表。
そのスケールは「数十億人にリーチ」すると述べられ、非常に大きなものとなっています。
Facebookの仮想通貨計画に関しては、今後仮想通貨市場全体にとって大きな意味をもつ可能性があるので、引き続き関連する報道とその動向は注目となるでしょう。