2017年12月18日の日本時間午前8時に世界最大のデリバティブ商品取引所であるCME(Chicago Mercantile Exchange)でビットコイン先物の取引が開始されました。
米先物取引所運営大手CMEグループでの取扱となります。
その気になる初値は1月限BTCF8で20,650ドルでした。想定よりも良い結果と言えるでしょう。
ビットコイン先物は初値20,650ドルを付けた後下落に転じ、一時は19,000ドルを割り込む場面もありました。
この値動きですが、ビットコインの価格を見慣れている仮想通貨トレーダーにとっては「日常茶飯事」のことですが、日経先物で1日でこれをやったら「大暴落」とニュース速報がでるレベルです。
日経先物が1日で1,650円も値下がりしたら、ストップ安の銘柄が続出することでしょう。また、日経先物のトレーダーも退場者続出のパニックになります。
この激しい値動きをまさかのCMEでもやってしまうビットコインはやはりすごいです(いろいろな意味で)
今後ビットコイン先物を扱うトレーダーが増えるのか?それは微妙なところかもしれません。正直トレード歴10年クラスの筆者ですら、ビットコイン先物に関しては「様子見」との判断になります。
日本でのビットコイン価格への影響はあるのでしょうか?ビットコインの値動きを見てみましょう。
ビットコイン先物のCME上場からビットコインの価格は2,159,542円-2,170,896円と比較的落ち着いた価格推移をしています。
先物に大きくビットコインの価格が影響されている感じではありません。
ビットコイン先物がCMEに上場するとのニュースがでた11月上旬からのビットコインの値動きです。
当初90万円程度だったビットコインの価格が12月17日(ビットコイン先物上場前日)には直近高値2,251,334円を付けています。およそ1が月くらいの間に価格はおよそ2.8倍に値上がりしました。
この価格推移から、この1ヶ月の間でビットコイン先物のCMEの上場のニュースは「織り込み」済みであると思われます。
ビットコイン先物のCME上場からの価格推移を見ても「織り込み」済であるといえます。
しかし、当初言われていた機関のビットコイン先物への参入があったのかは不明です。価格推移から、機関が参入したとしても売りから入ったと思われます。
ビットコインの今後の価格推移はどうなるの?
気になるビットコインの価格推移ですが、しばらくは「持ち合い」or下落基調になりそうな感じです。
こちらはビットコインの価格の1時間チャートになります。一時期ビットコイン先物に連動して大きく値を崩す場面がありましたが、現在は持ち直しています。
黄色の3つの点をご覧ください。これは「三尊天井」と呼ばれる形になっています。通常天井圏で出る売りサインと言われています。
このチャートの形から推測する価格推移は「下落」ということになります。
ネックラインである200万円のところを割り込むことがある場合、ビットコインの価格は150万円あたりまでの「暴落」があるかもしれません。
では実際にビットコインを今後どのように売買していくかということになりますが、売買手法は2つあります。
1つは逆張りと呼ばれる手法です。200万円を割り込まない場合は200万えんあたりで買う。200万円を割り込んだ場合は150万円付近で待機する方法です。
もうひとつは順張りと言われる手法です。直近高値2,251,334円をブレイクするのを待って買いに入る手法になります。
成功率は順張りの方が高く、大きく儲ける場合は逆張りが優位になります。
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