今週のビットコインはそれまでの下落ムードをひっくり返すかのように、価格急騰が見られました。
日本では総裁選が関心を集めており、新政権誕生のムードで買い注文が集中したと考えられます。
月曜日には新たな首相が指名され、内閣発足もあることから、さらなる買い注文の増加も考えられます。
今回は新政権と仮想通貨の関連が気になる人のために、今週の相場と今後の予測をまとめました。
この記事を参考にしながら、売買の行動に踏み出すべきか考えてみましょう。
要点
今週のビットコイン相場
9月27日~10月3日のビットコイン相場を見ていきましょう。
チャートはGMOコインの日足を使用しています。
9月30日~10月1日に価格が急上昇
今週は9月30日~10月1日の急上昇が目立ちました。
30日の始値は453万7532円だったのに対し、10月1日の終値は526万9233円になっています。
この間の値幅は約16.1%です。
しかしもともと1BTCあたりの取引額の高いビットコインなので、差額は73万1701円にもなりました。
強力な価格上昇により、利益を生み出した投資家も多いのではないでしょうか。
週末を迎えるとわずかな下落が続きましたが、一定の相場は守られています。
このことから価格上昇のアドバンテージが目立った相場になりました。
9月7日から始まった下落トレンドにストップがかかった
9月7日から価格の下落が目立っていましたが、そのムードにストップがかかりました。
7日当時の始値は562万3839円でしたが、そこから終値が508万9017円に下がっています。
19日~21日の下落も大きくなりました。
19日の始値は520万1997円ですが、そこから3日かけて終値が440万5067円まで落ちました。
7日から100万円以上下がっていたので、月末あたりの価格上昇に助けられた人も多いでしょう。
岸田文雄新政権と仮想通貨相場の関係は?
今回のビットコイン相場の上昇には、新政権が関係しているという考えもあるでしょう。
前回の菅政権誕生との比較を交えて検証します。
2021年9月29日に総裁選が行われました。
その結果、第27代自民党総裁に岸田文雄衆議院議員が選ばれたのです。
大方の予想では河野太郎議員が優勢でしたが、それが覆されたのも大きな関心を寄せたでしょう。
いずれにしても岸田新政権の誕生は、コロナ禍において希望を与えるという見方が強まりそうです。
その影響からか、翌30日から10月1日にかけて、ビットコインの相場も急上昇を見せました。
社会が明るく変わりそうだという雰囲気が、仮想通貨にも影響を与えた可能性があります。
果たして新政権が誕生すれば、仮想通貨相場にも影響が及ぶのでしょうか。
前代の自民党総裁に選ばれた現在の第99代首相・菅義偉氏のケースも確かめてみましょう。
菅氏が自民党総裁に選ばれたのは9月14日で、第99代首相になったのは16日でした。
ビットコイン相場は14日の始値が107万3390円でしたが、16日には113万1164円まで上がりました。
そのあとは一進一退でしたが、10月7日から価格の上昇が目立ち始め、22日の終値は134万7164円まで上がりました。
新政権誕生の効果はすぐに大きく出るわけではありませんが、そこから1カ月半程度は伸び続ける可能性があります。
以上から岸田新政権でも、10月にかけて上昇トレンドが続くでしょう。
まとめ
前回の菅義偉第99代首相に続いて、100代目である岸田文雄首相の誕生もビットコインにポジティブな影響を与えるでしょう。
新政権誕生に気分を良くした投資家により、仮想通貨にも買い注文が殺到するからです。
以上から10月にかけては上昇トレンドが続くのではないでしょうか。
今回の記事を参考に売買を判断してみるのも選択肢です。