ブルームバーグ・ストラテジスト「ビットコイン年内10万ドルの可能性は比較的高い」
要点
・ブルームバーグのシニアコモディティーストラテジストが「BTCが年内10万ドルに達する可能性は低くない」と言及
・「現在の急落はあくまで長期的な上昇相場の調整に過ぎない」との見解を示した
大手経済メディア
ブルームバーグのシニアコモディティーストラテジストが
ビットコインに対して強気な予想を示しました。
ブルームバーグのシニアコモディティーストラテジストの
マイク・マッグローン氏は2日、
ビットコインについては、
5月の暴落で年初来高値から50%近く急落したが、
30,000ドル台は2020年末の価格と年足(12ヶ月)の
移動平均でもあると指摘しました。
ファンダメンタル的な地合いは
現在でも保たれていると指摘しています。
あくまで長期的な上昇相場の調整に過ぎないとの
見解を示しました。
20年5月のBTC半減期による供給量の半減、
機関投資家の参入、
カナダや欧州でビットコインやイーサリアムの
ETF(投資信託)が始まっている点などを踏まえて、
「ビットコイン価格が10万ドル(1,100万円)に到達する可能性は、
2万ドルを下回る可能性よりも高い」
と、強気に予想しました。
■ネットの反応
また、同氏はイーサリアムのトレンドについても言及しており、
「年初来ではビットコイン取引量の80%水準まで倍増するなど、
着実にビットコインの後に続いている」と分析しています。
業界人「投資家はイーロン・マスク氏のツイートを無視することを学び始めている」
要点
・決済ネットワークのマーキュリオの最高執行責任者が、イーロン氏のツイートの影響力について言及
・「仮想通貨投資家の多くは、イーロン・マスクのツイートを無視することを学び始めている」
先日、イーロン・マスク氏の煽りツイートの影響で
ビットコインが急落しました。
イーロン氏の「ビットコインと割れたハートの絵文字」
の真意は結局、わからずじまいでしたが
仮想通貨市場はすぐにネガティブな反応を示し、
1000億ドル近くの時価総額が失われることになりました。
しかし、決済ネットワークのマーキュリオの
最高執行責任者であるグレッグ・ワイズマン氏は、
仮想通貨の投資家がマスク氏のツイートを
無視することを学び始めていると指摘しています。
「ビットコインの投資家の多くは、
イーロン・マスクのツイートを無視することを学び始めている。
実際、今回の価格下落はこれまでよりも大きくなかった。
ビットコイン投資家たちは、パニック売りを抑制することで、
統一戦線を維持しようと努力している。
これはビットコインにとっては良いスタートだ」
同氏は最終的にBTC市場が
マスク氏のツイートとは無関係になるだろうと述べ、
将来的にはより市場が健全なものになるだろう
と付け加えました。
今回の記事のまとめ
■『ブルームバーグ・ストラテジスト「ビットコイン年内10万ドルの可能性は比較的高い」』について
・ブルームバーグの有識者が「ビットコインは年内10万ドルに達する可能性は暴落の可能性より高い」とコメント
・現在はあくまで調整段階にあり、ファンダメンタルは崩れていないとの主張
■『業界人「投資家はイーロン・マスク氏のツイートを無視することを学び始めている」』について
・決済ネットワークのマーキュリオの最高執行責任者は、イーロン・マスク氏のツイートの影響力が落ちていると指摘
・仮想通貨投資家は、以前ほどイーロン氏のツイートに煽られて売らなくなったとのこと
昨日は思わぬイーロン・マスク氏の煽りツイートでビットコインが急落したものの、
投資家は慣れてきたのか、それとも彼に振り回されることに疲れてきたのか、
下落の幅は比較的穏やかだったという指摘は他でも散見されました。
良い傾向であることは確かでしょう。