米BNYメロンのファンド「ビットコイン関連記事に投資すべきだった」
要点
・米国の大手金融機関・BNYメロンがETFのパフォーマンスを報告
・ビットコイン保有で高騰したマイクロストラテジーの株式を購入すべきだったと後悔
米国の大手金融機関である
NBYメロンは、
ビットコイン最大手保有企業の
マイクロストラテジー社の株式を
購入していなかったことを後悔しています。
米の大手金融機関である
NBYメロン・オポチュニスティック・スモール・キャップ・ファンド(DSCVX)は、
2020年9月1日から2021年2月29日までの間に
35%の収益を上げたが、
マイクロストラテジーの株式を
購入しなかったことを嘆いている模様です。
NBYメロンの提出書類にはこう書かれています。
「ビットコインへの投資を発表して
株価が急騰したマイクロストラテジーの
株式を保有しないという決定によって、
ファンドのパフォーマンスが損なわれた」
また金鉱山起用のアラモス・ゴールドの株式を
ファンドが保有したことも、
「金価格の低迷で株価が下落したため、
パフォーマンスを損なうことになった」
と書いています。
■ネットの反応
徐々に回復しているものの、なかなか上抜けしないビットコイン市場では
NBYメロンがビットコインの価値を認めてマイクロストラテジーに
投資するという展開は価格を上に押し上げるプラス材料になる
可能性がありますので、ネット上の投資家も期待しています。
中国・北京、仮想通貨マイニング事業者に消費電力の報告を要請
要点
・中国の北京市は仮想通貨マイニング事業者に電力消費量などの報告を要請
・中国の大規模停電はビットコインネットワーク全体に影響を及ぼしたとされている
中国の北京市は27日、
仮想通貨マイニング事業者に
消費した電力量などを報告するよう要請しました。
中国は現在、温室効果ガス排出量について
2060年までに実質ゼロにするという目標を掲げています。
今回の通知も、それに関連した取り組みである可能性があります。
The BlockのエディターWolfie Zhao氏によると、
4月16日以降、ビットコインの3日間の
ハッシュレート平均は16%低下。
さらに7日間の移動平均は、一時約20%低下したとのことです。
中国での停電は、ビットコインネットワーク全体にも
影響を及ぼしたとみられていますが、
この数字は中国のハッシュレートの優位性が
前年と比較して大幅に低下したことを示す
という分析もあります。
大手ビットコインウォレット企業Bixinの
海外事業責任者は、以下のコメントをしています。
「現在、中国ではまだ乾季であるため、
マイニングの大部分(80%以上)は
まだ新疆ウイグル自治区で行われている。
つまり、先週の時点で中国のマイニングファームの
80%が新疆ウイグル自治区にあり、
その80%が一時事業停止した。しかし、ビットコインネットワークの20〜25%にしか影響しなかった。
このことから考えると、中国のハッシュレートは
世界のビットコインマイニングの中で
現在、多くても約32%から40%だろう」
今回の記事のまとめ
■『米BNYメロンのファンド「ビットコイン関連記事に投資すべきだった」』について
・米国の大手金融機関・BNYメロンがSECに書類を提出
・マイクロストラテジーの株式を購入していなかったことを嘆いた
■『中国・北京、仮想通貨マイニング事業者に消費電力の報告を要請』について
・中国の北京市は仮想通貨マイニング事業者に電力消費量の報告を要請
・中国は現在温室効果ガスを2060年までにゼロにする目標がある
テスラやマイクロストラテジーといった大手企業が
ビットコイン保有と共に株価が上昇していましたが、
大手金融機関のBNYメロンがはっきりと
「ビットコイン保有企業の株式を買うべきだった」と
嘆いているのは興味深い報告です。
今後は出遅れながらも株式を購入するのか
あるいは別の投資先を見つけるのか
動向が気になるところです。