ビットコインは3月13日午後7時に2月につけたドルベースの最高値、58500ドルを突破しました。
その後円ベースでは673万円まで高値を伸ばした後、軟調な展開になっています。
駆け足でこのまま上昇を続けるかと思いましたが、軟調な展開を挟んだことにより、
短期では天井を打ち、調整の売りが出てくる可能性があります。
ビットコインの3月15日の概況について解説します。
(この記事は3月15日午前7時の情報で書いています。)
3月12日からの動き
2月につけたドルベースの最高値手前で始まったビットコインでしたが、
3月12日の相場は売りに押される展開になりました。
最高値付近に対する警戒感は強く、3月12日午後10時には602万円まで売られます。
売られはするものの、短期サポートを脅かす展開までにはならず、
3月13日午後7時には1時間で3パーセントを超える上昇をみせ、一気にドルベースの最高値を更新します。
その後も高値を切り上げ、ドルベースで60000ドルの節目を突破し、
日本円ベースで673万円まで上昇します。
3月12日の記事で書きました、1000万円を意識する動きになって欲しかったところですが、
3月14日の動きが良くありません。
短期サポートも維持できているものの、高値を更新することが出来ず、
再び15日の深夜に短期レジスタンスが発生する展開になっています。
本日の10時ごろまでには中期レジスタンスも発生しますので、早々に高値更新しないと、
レジスタンスが定着してしまい、一旦天井が意識される動きになる可能性が出てきました。
今日のサポート&レジスタンスと見方
今日の動きは難しくなっています。
サポートは短期サポートが3月14日の安値を起点とする647万円まで上がっていて、
ブレイクされやすい位置にあります。
中期サポートは600万円ですが、短期サポートをブレイクすると、
この辺りを意識する動きが出てくるかもしれません。
レジスタンスは短期レジスタンスが昨日の高値を起点とする位置に発生しており、
短期レジスタンスは本日の夕方には切り下がってきます。
中期レジスタンスも本日の午後発生予定です。
早めにレジスタンスを壊しておく動きにならないと、調整の売りで不安定になり、
3月14日の高値を天井として意識される可能性があるでしょう。
本日は警戒が強い1日になりそうで、下がったところをすぐ飛びつくと、
高値掴みになる可能性があります。
特に欧州時間の動きが不安定になりそうです。
まとめ
ドルベースの高値を更新したビットコインですが、その後の動きが冴えないことから、
一旦天井の可能性が出てきています。
短期サポートはブレイクされやすい位置にあり、中期レジスタンスが発生したことにより、相場の重しになりそうです。
本日は週の初めということもあり、動きには注意しましょう。