目次
もし、ビットコインを大量に購入した企業が倒産したら相場はどうなるのか?
要点
・ビットコインを大量に購入した企業が倒産したらどうなるのか?
・仮想通貨企業Komodoの事業開発ディレクターがこれについて言及
ビットコインの価格は、ボラティリティが激しいと言われています。
2020年3月に新型コロナによる感染拡大で
急落がありましたが、そこから回復して
今では、過去最高値を更新しました。
だからといって、このようなイベントが
今後もありえるから安全というわけではありません。
仮想通貨企業Komodoの事業開発ディレクターが今後について、言及
仮想通貨企業Komodoの事業開発ディレクターである
ジェイソン・ブラウン氏は、今後ビットコインが2020年3月の
新型コロナによる急落と同様のイベントを引き起こす
可能性があると予想しているようです。
ブラウン氏は、
「現在の機関投資家による採用に伴う上昇トレンドを考えると、
そのようなシナリオは、ありそうもないと考えている一方、COVIDが突然のクラッシュと短期間の弱気相場を引き起こし、
その後2020年夏に始まった強気相場が続くとは予測できなかった」
と、述べました。
また、ブラウン氏は企業自体が倒産した場合について
危惧している様子でした。
ビットコインの価格が最近4万1000ドルを突破したことを考えると、
今ビットコインを購入することは、高値で買うことになります。
そのビットコインを購入している企業に対し、ブラウン氏は
「平均価格よりも高い価格でそれを行っている。
これは仮想通貨価格が下落もしくは停滞した場合に、
金融機関が財政難に陥った場合、
市場平均を下回った価格で売却するシナリオもあり得るということだ。理論的過ぎて、あり得なさそうではあるが、
これは逆方向に雪崩効果を引き起こして、
私たちを弱気相場に引き戻す恐れがあるということだ。以前は、クジラがどのようなに市場を動かすについて議論していたが、
今では時価総額上位の仮想通貨の総供給は
さらに集中化されている。将来的には、1つの主要な組織が非常に大きな売却をした場合、
2018年に始まった弱気相場よりもさらに大きな影響を与える可能性がある」
と、述べました。
実際、2018年弱気相場では、ビットコインの価格が
1万7000ドルから4000ドル以下まで下落した例があります。
■ネットの反応
ビットコインを多く購入している企業が倒産した場合、
ビットコインの価格が急落する恐れがあることは
多くの投資家も重々理解している様子でした
過去1年の間で数千人がマルウェアによる被害を受けていたことが判明
要点
・セキュリティ企業Intezer Labsがマルウェアによる被害を報告
・過去1年の間で数千人が被害を受けていた
セキュリティ企業Intezer Labsは、
仮想通貨価格の上昇により、ハッカーたちの活動が
活発化していることを警告しています。
同社が指摘するマルウェアは、過去1年の間に広まっていました。
しかし、このマルウェアが発見されたのは2020年12月でした。
『ElectroRAT』と呼ばれている新しいリモートアクセス型の
トロイの木馬は何千ものWindowsやmacOS、Linuxユーザーの
仮想通貨ウォレットをターゲットにしているようです。
研究者によると、『ElectroRAT』は
「キーロガー、スクリーンショットの撮影、
ディスクからのファイルのアップロード、ファイルのダウンロード、
被害者のコンソールでのコマンドの実行など、様々な機能がある」
といった機能があると説明しました。
このマルウェアは仮想通貨関連の偽アプリに仕込んでおり、
その偽アプリをダウンロードした投資家がマルウェア被害に遭い、
仮想通貨ウォレットが空になったそうです。
被害者は数千人に上るようです。
今回の記事のまとめ
■『もし、ビットコインを大量に購入した企業が倒産したら相場はどうなるのか?』について
・仮想通貨企業Komodoの事業開発ディレクターが今後、
ビットコインの価格が急落する可能性があると予想している。
・ビットコインを多く購入した企業が大きな売却をした場合、
2018年に始まった弱気相場よりも更に大きな影響を与える可能性があると指摘
■『過去1年の間で数千人がマルウェアによる被害を受けていたことが判明』について
・セキュリティ企業Intezer Labsが仮想通貨価格の上昇により、
ハッカーたちの活動が活発化していることを警告している
・2020年12月に発見されたマルウェアによる被害は数千人以上となる
過去最高値を更新していくビットコインですが、
上昇していく反面、急落した時のリスクがかなり大きく
購入するのを躊躇する方が多くいるようです
今後もチャートの動きに注目しておくことをオススメします