ビットコイン価格、400万円前後で乱高下!中国SNS「微博」での規制で市場心理悪化
要点
・ビットコイン価格は週明けでも400万円をなかなか上回ることができず
・中国SNSの「微博」で仮想通貨インフルエンサーを規制したことから市場心理が悪化
週明け7日のビットコイン市場は
相変わらず400万円に届くか届かないか
というラインを行ったり来たりしています。
4日夜に発表された米雇用統計では、
増加数55万9000人と市場予想の65万人を下回ったことで、
米長期金利が低下しました。
そのためビットコインなどリスク資産が上昇する局面もありました。
が、5日夜に中国版Twitterの「微博(Weibo)」において、
仮想通貨インフルエンサー一部がアカウント停止措置を受けた
という情報が伝わると、
仮想通貨の取り締まり強化が懸念され、市場心理が悪化しました。
こうした一進一退の乱高下が続くビットコイン市場において
bitbankのアナリスト長谷川友哉氏は、
「現時点では、相場のアク抜けとは言えない」
と見ています。
来週は10日に欧州中央銀行(ECB)政策金利発表と
ラガルド総裁の定例記者会見、
米消費者物価指数(CPI)発表が控えていることなどから、
ビットコイン価格に関して警戒感を示しました。
■ネットの反応
400万円を切る価格がずるずる続いていることから
投資家の間では手を出さず見送るといった対処を
取る人も散見されます。
英国の大手資産運用会社がBTC投資から一時撤退
要点
・英国の大手資産運用会社Rufferが保有していたBTCを売却して約1,200億円の利益を得る
・BTCからの一時撤退理由は新型コロナによるロックダウン緩和の可能性から
英国の大手資産運用会社Rufferが、
BTCを売却して
約1,200億円の利益を上げていたと判明しました。
今回ビットコイン市場から撤退したのは、
英国のロックダウンの緩和を考慮に入れてとのこと。
つまり新型コロナウイルスによるロックダウンが緩和されれば、
若者世代が家の外で活動するようになり、
自宅での仮想通貨取引から離れる可能性があると
分析して保有分を売却し、BTC投資から撤退したとのことです。
Rufferはビットコイン投資で得た利益を、
政府発行債券であるインフレ連動国債などの資産に
投資し直しました。
しかし、これからも動きの異なる
多様な資産を運用するマルチアセット戦略の一環として、
ビットコインに投資する可能性は排除しないとしています。
今回の記事のまとめ
■『ビットコイン価格、400万円前後で乱高下!中国SNS「微博」での規制で市場心理悪化』について
・週明け7日のBTC相場は400万円前後を往復する低調な動き
・中国での仮想通貨規制懸念や、10日に控えるECB政策金融発表などで様子見ムードが見られる模様
■『英国の大手資産運用会社がBTC投資から一時撤退』について
・英国の資産運用会社Rufferが大量保有していたBTCを売却
・ただし今後ビットコインに投資する可能性は排除されていない様子
本日17時16分現在、ビットコインはまた値下げして395万円台にいました。
欧米での金利に関する発表が今週中にあるため
週初めは様子見に徹する投資家が多いようです。
週の半ばからビットコイン市場は大きく動くと予想されます。