スウェーデン中銀総裁「ビットコインの取引は切手の売買するようなもの」
要点
・スウェーデン中央銀行総裁が「BTCが法定通貨に成り代わる事は全く考えられない」と発言
・上記のステファン・イングベス総裁は「BTC取引は一攫千金を狙えるが、それは切手と同じ」とも批判
スウェーデンの中央銀行である
スウェーデン国立銀行の総裁は、
ビットコインが政府に裏付けられた
法定通貨に取って代わることは
全く考えられないと述べました。
スウェーデン国立銀行のステファン・イングベス総裁は、
ストックホルムで開催された銀行会議で、
「民間の通貨は通常、遅かれ早かれ崩壊する」
と主張しています。
イングベス氏の非難はこれだけにとどまらず、
「確かにビットコインで取引すれば
一攫千金を狙えるが、
それは切手を売買するようなものだ」
と一刀両断。
しかしイングベス氏は、
ビットコインの通貨としての弱点を指摘しながらも、
投資家の間での人気を真剣に受け止めています。
イングベス氏はビットコインを低く評価しているものの、
スウェーデン国立銀行は
ビットコインの基盤技術を取り入れて、
独自の中央銀行デジタル通貨
開発プロジェクトに役立てています。
スウェーデンのe-kronaは、
R3の分散型台帳技術ソリューションである
Cordaをベースにした概念実証を活用しています。
■ネットの反応
スウェーデン中央銀行総裁のこの発言は
世界中で少なくない反響を呼んでいるようです。
メキシコ中銀総裁 「ビットコイン、信頼できる法定通貨からは程遠い」
要点
・メキシコ中央銀行総裁が「ビットコインは信頼できる 法定通貨としての立ち位置にはない」
・その主な理由は価格の不安定さ、ボラティリティの大きさとのこと
メキシコ中央銀行の
アレハンドロ・ディアス・デ・レオン総裁は、
ビットコインの価格が
不安定であることは
本格的な導入を妨げる主な要因になるとして
ビットコインは信頼できる
法定通貨としての立ち位置にはないと一蹴しました。
レオン総裁はロイターのインタビューで、
今日の金融システムにおけるビットコインの立ち位置は、
中央銀行が発行する法定通貨と比較すると
「貴金属の次元」に近いと述べました。
ビットコインの流通が主流となり、
ビジネスでビットコインによる決済を
受け入れることを義務づけている
エルサルバドルとはまったく対照的に、
メキシコ中銀のレオン総裁は、
存続可能な法定通貨としての
ビットコインの立ち位置に
以下のコメントのような疑問を呈しています。
「人々が商品やサービスと引き換えに
ビットコインを受け取ることは、
物々交換の取り引きに似ていると思う。
なぜなら、彼らは商品を商品と交換しているのであって、
実際にお金と商品を交換しているわけではないからだ」。
またレオン総裁は、日々の価格変動という、
仮想通貨を扱う際につきものの
リスクについても強調しています。
今回の記事のまとめ
■『スウェーデン中銀総裁「ビットコインの取引は切手の売買するようなもの」』について
・スウェーデン中央銀行総裁が「BTCが法定通貨に成り代わる事は全く考えられない」と発言
・上記のステファン・イングベス総裁は「BTC取引は一攫千金を狙えるが、それは切手と同じ」とも批判
■『メキシコ中銀総裁 「ビットコイン、信頼できる法定通貨からは程遠い」』について
・メキシコ中央銀行総裁が「ビットコインは信頼できる 法定通貨としての立ち位置にはない」
・その主な理由は価格の不安定さ、ボラティリティの大きさとのこと
週明けのビットコイン価格は490万円台ギリギリ。
先週末からじわじわと下降して現在も下げ気味の相場にあります。
ここから巻き返せる材料が見つかるまで
慎重に取引するとよいと思われます。