ビットコインマイニング用に買収された発電所の付近の湖が、排熱で温水に変わってしまう事態発生
要点
・ニューヨーク北部のグリニッジ発電所をBTC採掘企業が買収
・発電で生じた数千万リットルもの温水を付近の湖に垂れ流しにしていたため湖が温水化
既に使われなくなった
ニューヨーク州北部にあるグリニッジ発電所を買収し、
ビットコインを発掘するための発電をするという取り組みを、
未公開会社のAtlasが進めています。
しかし、この発電所が発電する際に生じる熱が、
付近の湖の水を温水に変えてしまっていると
近隣住民から苦情の声が上がっています。
Atlasは発電のために生じた
数千万リットルもの温水を
フィンガーレイクスのひとつである
セネカ湖に垂れ流しにしてしましました。
グリニッジ発電所の近くに住んでいるという
アビ・バティントン氏は、
「湖はとても暖かく、お風呂にいるような気分になります」
と語っています。
なお、グリニッジ発電所が発電能力を最大源に使用した場合、
年間の温室効果ガス排出量は
106トンに達する可能性があるとも報道されています。
■ネットの反応
ビル・ゲイツ氏などの著名人がBTCマイニングにおける
温室効果ガス問題を声高に訴えている最中にあって
こちらの出来事は象徴的と言えます。
世界初、イスラエル議会が大統領の宣誓書をNFT化
要点
・イスラエル議会は、イツハーク・ヘルツォーク新任大統領に宣誓書のNTFを寄贈
・国家の立法府がNFTを発行するのは世界初の事例
イスラエル議会(クネセト)は7日、
大統領宣誓を行った新任の
イツハーク・ヘルツォーク大統領に
宣誓書のNFT(非代替性トークン)を寄贈しました。
国家の立法府がNFTを発行するのは
世界初の事例です。
元となる宣誓書は1983年に、
イスラエルの第6代大統領を歴任した、
イツハーク氏の父であるハイム・ヘルツォーク氏が署名したもの。
「イスラエル国家への忠誠と、大統領の役割を果たす」
ことを誓っています。
NFTは宣誓式後、コールドウォレットに保管され、
任期中はヘルツォーク大統領の公邸にて
管理されることになっています。
今回の記事のまとめ
■『ビットコインマイニング用に買収された発電所の付近の湖が、排熱で温水に変わってしまう事態発生』について
・ニューヨーク北部のグリニッジ発電所をBTC採掘企業が買収
・発電で生じた数千万リットルもの温水を付近の湖に垂れ流しにしていたため湖が温水化
■『世界初、イスラエル議会が大統領の宣誓書をNFT化 』について
・イスラエル議会は、イツハーク・ヘルツォーク新任大統領に宣誓書のNTFを寄贈
・国家の立法府がNFTを発行するのは世界初の事例
ビットコインマイニングに対する環境問題は
かねてより世界中で議論されていましたが、
ニューヨークのグリニッジ発電所でとんでもない事件が起きました。
発電で生じた数千万リットルもの温水をそのまま垂れ流して
自然の湖を巨大な温水プールにしてしまった事例は
今後マイニング問題が語られる際にも言及されるかも知れません。