ビットコインの週明け相場は再び下落、14日につけた安値水準へと戻っています。
ろくに反発せず、じわじわ下落していく様は、損切りへの踏ん切りを遅らせ、
長期投資家をゆっくりと茹でガエルにしているようです。
ビットコインの1月18日の概況について解説します。
(この記事は1月18日午前7時の情報で書き、短期間のスイングトレードで有効となる数値を紹介しています。)
1月17日午前7時からの動き
1月17日午前7時、491万円で推移していたビットコイン、494万円へと上昇するも、
その後は日本時間に買いが続きません。
夜間まで横ばいになり、9割がた下がる環境は整っていたため、案の定NY時間に売られます。
1月18日の午前3時には短期サポートと中期サポートをブレイク、
午前7時には477万円へと下落した後、その後は480万円を挟む展開となっています。
長期投資家は既に茹でガエル状態?!
2022年に入ってから、大きな下落になることは限られているものの反発の買いも乏しくなっています。
じわじわ下落する動きは長期投資家が精神的に耐えれるため、損切りや狼狽売りをせず、
強気を維持してしまいます。
カエルは熱湯の鍋に入れると熱くて飛び出すが、水の鍋に入れてじわじわ加熱すると、
茹で上がるまで逃げ出さない茹で『ガエルの格言』のように、長期投資家は茹でガエルにされている過程なのかもしれません。
2021年は下落局面でも長期投資家が売ってこなかったため、
じわじわ下落した後に長期投資家を投げさせる動きで、大きな下落が来る可能性があります。
今週は1月20日の木曜日から月のアノマリーが悪く、来週の1月27日深夜のFOMCに向け、
更に環境が悪くなるため、あまり良いことがありません。
本日のサポート&レジスタンス
本日のサポートはブレイクされたばかりで発生していません。
先ずは日付けが変わるまで安値が更新され続けないか見るべきでしょう。
レジスタンスは500万円の位置に短期レジスタンスがあり、日付が変わる頃に下がってくる予定です。
この間の中途半端な買いは、レジスタンスブレイクを遅らせ、上値を重くしていきます。
まとめ
ビットコインは再び下落し、1月14日金曜日の水準へと戻ってきています。
じわじわ下落する動きは、長期投資家の決断を鈍らせ、茹でガエル状態にしようとしているのかもしれません。
今週は、来週のFOMCを睨み、売り仕掛けが入るタイミングで、更なる下落には注意が必要です。