ビットコインの9月8日の動きは横ばいとなったものの、278万円程度に落ち着き、上に戻せる余力は無さそうな動きとなりました。
欧州中央銀行ECBが0.75%の利上げを決め、今後米国に追いつくため、
急ピッチな利上げを行う見通しで、仮想通貨の新たな暴落材料となりそうです。
ビットコインの9月9日の概況について解説します。
(この記事は9月9日午前7時の情報で書き、短期間のスイングトレードで有効となる数値と値動きの予想を紹介しています。)
概ね横ばい!9月8日午前7時からの動き
9月9日午前7時、278万円で推移していたビットコイン、上値を戻せるような余力は日本人には無かったような動きとなりました。
日本時間からは274-278万円の推移、9月9日午前5時に280万円へと上昇するものの、
結局上値を追う展開にはならず、午前7時現在は278万円で推移する展開です。
278万円が落ち着くのか、この辺りを中心に長い横這いの動きとなっています。
持ち直しの動き?!・・https://bitcoin-valley.com/news/btcmarket-369/https://bitcoin-valley.com/news/btcmarket-369/
ECB 0.75%利上げ!!新たな暴落材料
前日の夕方に、欧州中央銀行ECBは0.75%の利上げを決定しました。
結果は予想通りのため、金融市場への反応は鈍いものの、
今後米国に追いつき追い越すように利上げを行うと考えられそうです。
世界各国のインフレは酷く、『利上げすると政府が予算を作れない』という特殊事情のある日本以外は急ピッチに利上げが予想されます。
強い通貨政策は、ドル回帰、ユーロ回帰へと繋がり、セオリー通りなら売りで、新たな暴落材料となりそうです。
昨年、中南米のエルサルバドルが基軸通貨をドルからビットコインに変えましたが、国民は誰も使わず、結局ドル決済に戻っており、政策は大失敗に終わっています。
含み損を抱えたまま、国際支援も受けれず、何一ついいことはないので、エルサルバドル政府の方向転換も時間の問題でしょう。
本日のサポート&レジスタンス
本日のサポートは、短期サポートが268万円へと上がっています。
狭いレンジの中、この水準を週末に下回ると、大きな売りになるかもしれません。
レジスタンスは短期レジスタンスが284万円の位置のままです。
価格的には短期レジスタンスの方が近いのですが、価格以上の距離を感じる上値が重い動きとなっています。
まとめ
ビットコインは動きが小さく、1日を通して横這いの動きとなりました。
ECBが利上げを決めており、今後も急ピッチな利上げから、新たな暴落材料となりそうです。
週末も引き続き注意が必要でしょう。