ビットコインの週末の動きは、政府による大規模な為替介入に押されたものの、週明けから上昇し290万円を回復しています。
短期レジスタンスをブレイクし、一旦戻し基調に入ったものの、今週はFOMC1週間となり、引き続き米国の経済指標に注意したいところです。
ビットコインの10月24日の概況について解説します。
(この記事は10月24日午前7時の情報で書き、短期間のスイングトレードで有効となる数値と値動きの予想を紹介しています。)
週明け上昇中?!10月21日午前7時からの動き
21日午前7時、286万円で推移していたビットコイン、日本時間は横ばいだったものの、夜間から動きが出始めます。
ウォール・ストリートジャーナルに『FOMCで利上げペース鈍化について検討』と観測記事が上がったため金融引き締めへの警戒が和らぎ米株が上昇、午後11時に289万円へと買われます。
ところがこのタイミングで政府による大規模な介入が行われて、
ドル円は152円間近から146円まで下落、円ベースのビットコインも短期サポートにかする展開となります。
その後は土日に動きが乏しかったものの、24日午前2時に上昇し、
289万円に切り下がっていた短期レジスタンスをブレイク、午前7時現在は292万円で推移する展開です。
上昇基調はどうなるか?!今週は週央からFOMC1週間前?!
短期レジスタンスをブレイクしたことにより、一旦中期レジスタンスの294万円を試す展開へと移りそうです。
ただし来週にはFOMCがあり、週央から1週間前となって、不安定となる可能性があるでしょう。
米株は11月のFOMCから利上げペース鈍化をかなり織り込んでおり、FRB高官による期待の火消しが行われやすく、一喜一憂するかもしれません。
重要指標は27日木曜日、午後9時30分に米GDPの発表が予定されています。
本日のサポート&レジスタンス
本日のサポートは、変わらず279万円付近に短期サポート、中期サポートが残っている状態です。
この水準を死守できるかに注目しましょう。
レジスタンスは294万円の短期レジスタンスをブレイク出来るかで、雰囲気が変わってきそうです。
300万円回復を期待したいところですが、その可能性はどちらかというと低いかもしれません。
まとめ
ビットコインは為替介入があったものの、サポートを維持して切り返しモードに変わっています。
今週はFOMC1週間となり、より注意が必要な展開となるでしょう。
294万円を抜けて、300万円にトライ出来るかに注目です。