ビットコインの21日の相場は想定通り下落となりましたが、下落のペースが早く、
6月末ではなく本日にも3万ドルを割れて可笑しくない動きです。
日本時間から大きな売りが続いているため、6.2万ドルから下がれば買っていた長期トレーダーも、
流石にファンダメンタルの読み間違いに気づき始めている感じがします。
ビットコインの6月22日の概況について解説します。
(この記事は6月22日午前7時の情報で書き、短期間のスイングトレードで有効となる数値を紹介しています。)
6月21日午前7時からの動き
ビットコインは6月21日午前7時、391万円で推移していましたが、
日本時間からいいところなしで下落、366万円の短期&中期サポートをブレイクします。
その後は午後8時に350万円まで下落した後、横ばいの動きになりましたが、
22日の午前6時に347万円まで下落し、今日の日本時間の動向を待っています。
下落の後の自立反発は小さく、短期サポート発生前に安値を更新しサポートの発生を許さない、
綺麗な下落相場です。
長期トレーダーが間違いに気付いた?!
5月以降、下落が続いていますが、長期トレーダーはむしろ今後の相場に対して強気な姿勢が多く、
押し目買いで買い向かう姿勢が多いといったデータがありました。
長期トレーダーの買う理由が仮想通貨の成長という理由のようですが、
投資家として未熟なためファンダメンタルを大きく読み違えていたと感じます。
ビットコイン価格は昨年10月から始まった上昇で4月まで急騰していましたが、その理由は、
- バイデン政権の政策が不透明
- 米国のバラマキによる金融政策が不透明
- コロナの先行きが不透明
の3つの不透明感を要因とし、仮想通貨の成長性などは存在していませんでした。
今は3つともクリアになり、当初のファンダメンタルは終了しています。
ファンダメンタルの思い違いに長期トレーダーも気づき始め、ポジション修正を始める動きが始まったかもしれません。
今日のサポート&レジスタンス
本日はサポートがブレイクされたばかりで、発生は今の動きが続いても夕刻からになります。
それまでは買う理由も無いため、売りポジションを放置するか、相場がら離れておくべきでしょう。
300万円は流石に一気に抜けないと考えますが、早い下落モードに入っているため注意が必要です。
レジスタンスは夕方から370万円に落ちてくるため、ここを夕方以降に抜けることが出来るかが一服へのポイントです。
まとめ
ビットコインは想定以上の早い下落を見せています。
日本時間から売りが続いており、長期トレードと我慢していた層も、
ファンダメンタルの間違いに気付き始めた可能性があります。
本日は引き続き売り圧力が強そうなため、夕方まで様子を見たほうがいいでしょう。