ビットコインの週末相場は、金曜日に350万円を守り切り上昇したことから、堅調な動きとなりました。
週末の動きによって、短い期間の三角持ち合いを上抜けたため、上昇するシナリオが発生しています。
ビットコインの7月12日の概況について解説します。
(この記事は7月12日午前7時の情報で書き、短期間のスイングトレードで有効となる数値を紹介しています。)
7月9日午前7時からの動き
7月9日午前7時、359万円で推移していたビットコインでしたが、
350万円を割れる事なくしぶとい動きとなります。
午後10時に一層の上昇をして、課題だった367万円の短期レジスタンスをブレイク、
7月10日は377万円まで上昇するも、その後は方向感なしの展開、
7月11日からは遅いペースながら上昇し、7月12日の午前6時に380万円まで上昇しています。
その後、午前7時現在は378万円で推移している状態です。
三角持ち合いの上抜け?!
チャートはドルペースの時間足チャートです。
上にも下にも行かず、収束する動きとなっていることから、
7月5日の3.59万ドルを高値に切り下がる下落ラインと、
7月8日の3.22ド万ドルの安値を起点とする上昇ラインで三角持ち合い相場になっていると考えます。
三角持ち合いから今回の動きで上抜けてきているため、
本日の動き次第では上昇するシナリオが発生するかもしれません。
ただし、7月9日の記事で書いた通り、各種移動平均線の動きは悪く、
上値は抑えられ気味になっているため、騙しとなる可能性も高そうです。
日本時間に上値が重い場合は注意が必要でしょう。
本日のサポート&レジスタンス
本日のサポートは、短期サポートが363万円の位置にあり、夜間にかけて370万円に切り上がっていきます。
日本時間から上値を追う展開にならなかった場合は、再び三角持ち合いに戻すか、
下をブレイクする動きになりそうです。
レジスタンスは中期レジスタンスが385万円の位置にあり、
ここをクリアできるかがポイントになりそうです。
日本勢が350万円を死守しましたが、基本的に日本勢は少し上がれば売りに来るため、
380万円が蓋になる可能性があり注意が必要です。
まとめ
ビットコインは週末堅調に動き、三角持ち合いを上に抜ける動きを見せました。
これにより上昇シナリオが発生しましたが、長期のテクニカル指標は依然として悪く、
薄商いの中の上昇は修正される可能性もあります。
本日は日本時間から上昇を続けて貯金を作れないと、夜間にかけ短期サポートがブレイクされ、
下がる可能性もあり注意が必要です。