3月はコロナショックの影響で、ビットコインのみならず株やゴールドといったあらゆる投資商品が乱高下する激動の一か月でした。
そんな3月の中で、特に注目されていたとみられる仮想通貨に関する著名人の発言をまとめていきます。
目次
著名人による3月の注目発言
3月中の発言の中で、特に反響の多かったものをピックアップして紹介していきます。
金融危機を救うのはビットコイン
アメリカのベンチャーキャピタル投資家であるTim Draper氏は、金融危機を救うのはビットコインだと発言しています。
これはTim Draper氏だけでなく、有名なジャーナリストであるマックスカイザー氏やその他大勢も提唱している説です。
過去数百年の歴史を振り返ると、数十年~百数年単位で金融危機が起こり、その都度金融業界が衰退して次の産業へ移行するという流れが続いてきています。
つまり、今に例えると、金融危機によって法定通貨制度などが崩壊していき、人々は仮想通貨へと移行していくのではないかと考えられているのです。
コインベースCEOが仮想通貨人口が今後100倍になると予想
In conclusion: I think it's still very much up in the air which blockchain will help get crypto from ~50M users to 5B. The chain that manages to ship some of these scalability, privacy, decentralized identity, and developer tool solutions will have a big leg up.
— Brian Armstrong (@brian_armstrong) March 4, 2020
コインベースCEOのBrian Armstrong氏が、仮想通貨人口は現在の5000万人から50億人まで増加すると発言しています。
50億人と言うと、子どもを除いたほぼすべての人々が仮想通貨に参入してくることを意味しますので、仮想通貨が完全に一般人まで普及すると捉えられるでしょう。
Brian Armstrong氏は仮想通貨取引所を運営している人間なので、仮想通貨に関するポジティブな情報をやや誇大に表現する傾向があり、本当に50億人まで仮想通貨人口が増加するかは疑わしいですが、現在より増加することはほぼ間違いないと考えられます。
ビットコインは売るべき
アメリカの経済評論家であるPeter Schiff氏は、ビットコインの唯一の利点であるボラティリティが少なくなってきた今、ビットコインは売るべきだと発言しています。
この発言によって、仮想通貨のコミュニティは一時議論が交わされました。
もっとも、この発言はコロナショック以前のものなので、現在は再びボラティリティが発生しているビットコインに対しての見方は変わっている可能性があります。
そもそも、Peter Schiff氏はゴールド投資家です。
元々ビットコインに対して敵意を持っていることは明らかであり、あえてビットコインユーザーを煽るような発言をしたとも受け取れるでしょう。
イングランド銀行の次期総裁がビットコインに警告
イングランド銀行の次期総裁であるAndrew Bailey氏は、ビットコイン投資について全ての資産を失う覚悟をしなさいと警告をしています。
Andrew Bailey氏は、ビットコインに本質的な価値はないと見ており、いずれは価格が付かなくなるものと見ているそうです。
しかし、ビットコインが地位を確保してしまうと、銀行の立場がなくなる故に、このような発言をしているのではないかという意見も出ています。
ビットコインが法定通貨に変わる代物として世間に受け入れられてしまうと、銀行は今よりも需要が減少してしまいます。
その為、銀行の次期総裁であるAndrew Bailey氏がビットコインについて批判するのは、自分の保身である可能性も高いのです。
もちろん、ビットコイン投資で全ての資産を失う可能性は少なからず存在しています。
しかし、それは仮想通貨に限らず、株やFXでも同じことが言えるでしょう。
大物投資家がビットコインを購入したと発言
I'm buying. This is why bitcoin was invented
— Barry Silbert (@barrysilbert) March 12, 2020
ツイッターのフォロワー数20万人を誇るBarry Silbert氏は、コロナショックでビットコインが暴落している最中、自身がビットコインを購入したことをツイッターで明かしました。
Barry Silbert氏は、普段滅多にツイートをしない人物なので、わざわざビットコインを購入したと宣言するということは、相当自信があるのかもしれません。
このツイートは、他のツイートのいいねを大きく上回る5000いいねが付き、仮想通貨ユーザーの中で話題になりました。