コンセンサス2018において、米サークル社が米ドルと連動するUSDCを発行するのを発表しました。Bitmainを始めとする企業からは121億円が出資されたとのことです。法定通貨と仮想通貨の価値の基準を設けることにより、ブロックチェーンの普及が期待できます。
目次
サークル社がUSDCを発行へ
仮想通貨カンファレンス「コンセンサス2018」でサークル社の特別発表がありあした。
それは、今夏から同社が米ドルと連動する仮想通貨「USDC」を発行するというものです。
すでに、中国大手マイニング企業Bitmainを始めとする企業からは121億円の融資を受け、「グローバルなパートナーシップを目指したい」とコメントしています。
サークル社とは?
米の注目スタートアップ企業です。アメリカの仮想通貨事業ライセンスを唯一取得している企業であり、ゴールドマンサックスも株を保有しています。
年初には、米大手取引所Poloniexを買収し、初めてSEC(米証券取引委員会)に認定される取引所という噂もあります。
【重要:昨日なぜ仮想通貨が騰がったか?⑦】
つまりサークル・ポロニエックスが初の仮想通貨ATS(電子取引市場)として「免許」を交付される可能性も出てきたのです。またサークル・ポロニエックスは「日本証券業協会」に相当する米FINRA登録ブローカー・ディーラーになることも目指しています。— 広瀬隆雄 (@hirosetakao) February 26, 2018
このことは、証券アナリスト広瀬さんも指摘しています。
経営が野放しになっていたPoloniexをSECの厳しい管轄下(ライセンスを取得しているため)にあるサークル社が買収したことにより、SECが暗黙のうちに仮想通貨取引所を承認しているという考察です。
現在、アメリカではイーサリアムやリップルを有価証券にする規制の議論が活発化していますが、サークル社はアメリカの仮想通貨規制でもっとも注目されている企業です。
USDCが発行されることにより何が変わるのか
米ドルと連動するUSDCはつまり、1ドル=1USDCになる仮想通貨ということです。
簡単に言ってしまうと、仮想通貨の価値の基準が世界で初めて設けられることになります。
テザー社の問題にも立ち向かう
現在も、テザー(USDT)という仮想通貨は米ドルと連動しています。
しかし、年初には、テザー社がUSDTと同じ量の米ドルを保有していないとし、告訴されています。
つまり、テザー(USDT)が掲げる米ドル=USDTは人に操作された偽りの価値であるということです。
一部には、テザーの問題が深刻化すると仮想通貨経済全てが崩壊するという指摘もあります。
激しいボラティリティから価値の基準を設ける
多くの企業がブロックチェーンに期待をよせています。
しかし、仮想通貨の激しすぎる値動きのせいで価値がよくわからなかったり、不安定化している問題があります。
その中でサークル社のUSDCは米ドルと連動する安定したコインとなり、価値の基準を設けることができます。
それにより、企業がブロックチェーンを採用出来たり、また個人も仮想通貨を購入しやすくなるなどのメリットがあります。
まとめ・ニュースポイント
これは今後も注目すべき大きなニュースといえるでしょう。ポイントは以下です。
①USDCは米ドルと連動する仮想通貨
②SEC認可が噂されるサークル社のプロジェクトである
③法定通貨との価値の基準ができることにより、ブロックチェーンの普及が見込める
④安定した仮想通貨が発行されることにより、アメリカの規制問題にも進展が(?)
⑤テザー者の問題解決も目指している
今後も動向をチェックして、仮想通貨業界の盛り上がりに期待したいですね!
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