仮想通貨取引所コインチェックが、仮想通貨のテレビCMを放映すると発表しました。
このテレビCMは1月14日から放映を開始しているようです。
コインチェックは2017年下旬にもテレビCMを放映しており、日本の仮想通貨ユーザーを激増させたことで有名です。
その為、今回のCMによって新たなユーザー層が増加するのではないかと期待されています。
コインチェックがテレビCMを開始
日本の大手仮想通貨取引所コインチェックが、テレビ放映を開始しました。
コインチェックと言えば、2017年下旬に出川哲朗さんを起用したCMを放映し、新規顧客を大量に獲得した事例があります。
放映後は、XEMやXRPなどの日本人が好む仮想通貨が10倍以上価格を伸ばしており、その影響は絶大でした。
そのバブルぶりが強烈だったこともあり、前回のCM時期に参入してきた層は出川組と呼ばれるほどです。
このように、バブルが到来した過去があることから、SNSでは今回のCM放映でもかなりの新規流入が期待できるのではないかと言われています。
仮想通貨という言葉は広まりつつあるものの、その中身を知るきっかけはまだまだ少ない為、このCMを機に仮想通貨に興味を抱く人は多いでしょう。
CMのテーマはロケット
今回のCMでは、ロケットが噴射するシーンをバックにしながら、コインチェックの告知が始まる構成となっています。
これは、アルトコインを保有しているユーザーの中で流行っているロケットマークをコンセプトにしているのではないかと話題になっています。
SNSでは、仮想通貨の価格が上昇する様子を、ロケットが飛ぶことに比喩することが多いです。
また、何も知らない人が見ても、視覚的にこれから上昇していくイメージが掴みやすいことから、シンプル且つ訴求性のあるCMだと好評のようです。
新規参入を警戒する声も
前回のCMによるバブルは、みなさんもご存知のようにコインチェック事件によって大きく崩壊してしまいました。
特にアルトコインは悲惨なほど価格が下落してしまい、価値が10分の1以下にまで落ちてしまう通貨も珍しくありませんでした。
これは、金融リテラシーの低い層が大量に押し寄せてきたことが要因と考えられています。
当時は、デタラメな通貨でさえ熱狂的に買っていく人が多く、右肩上がりの相場とは裏腹に、市場のバランスは酷い状態に陥っていました。
コインチェック事件はあくまで引き金であり、本来の価値以上にまで価格が膨れ上がっていたことが問題だったのです。
その為、今回のCMで新規ユーザーが参入してきたとしても、一時的に上昇することはあっても、最終的には価格が荒れてしまうのではないかと懸念されています。
前回と違う不穏な空気
前回のCM放映時と今回では、SNSの空気感が異なっている為、前回と同じ結果にはならない可能性が高いです。
その大きな要因として、仮想通貨界隈がコインチェックのCMから流れてくる新規ユーザーを養分としか見ていない傾向があります。
特に2017年のバブル崩壊を受けた人々は、次のバブル時に売り抜ける立ち回りを考えている人が多いです。
前回の経験から、新規が増加することによって最終的に暴落が引き起こると読んでいるのでしょう。
このことから、もし新規が参入してきたとしても、売り圧が買い圧を上回ってしまい、価格が上がらない可能性も考えられます。
まとめ
仮想通貨取引所のコインチェックが、1月14日から仮想通貨のテレビCM放映を始めました。
前回2017年のテレビCM放映時は、絶大な影響によって仮想通貨バブルの引き金となった為、今回のテレビCMも注目視されています。
ただ、大量の新規参入による価格の崩壊を懸念する声も多く、注意喚起の声も挙がっているようです。