ビットコイン、史上初の8週連続陰線…「仮想通貨の冬」への悲観予想続出
要点
・ビットコイン、史上初の8週連続陰線へ
・各アナリストは「下落トレンドの終焉までにはまだまだ時間がかかる可能性がある」と悲観的予想を展開
本日23日のビットコイン価格は
388万円台となっています。
多少反発はしたものの、上値の重さがうかがえる展開となっています。
センチメントの大幅悪化は、
主に米国株のNYダウが8週連続下落したことに
起因するもので、
この連続下落は1932年に発生した
「世界大恐慌」以来90年ぶりの水準になるとのことです。
海外の著名アナリストRager(@Rager)氏は、
ビットコインについて、
「下落トレンドの終焉(相場の底入れ)には、
まだまだ時間がかかる可能性がある」
と、慎重な見立てを示しました。
過去の相場サイクルを踏襲するとすれば、
さらに6〜8ヶ月要するとしました。
時間軸としては2022年12月〜2023年2月が
一つの目処となります。
高水準のインフレ(物価上昇)を抑え込むため、
FRB(米連邦準備制度)による
金融引き締め加速で株式市場が下げ切るには、
同様に半年〜1年ほどの期間が必要との見方もあります。
米ギャラクシー・デジタルのMike Novogratz CEOは
最近、市場センチメントの急激な回復を
望まないよう警鐘を鳴らし、
「株式や暗号資産が底を打つには
時間がかかる可能性がある」
と主張。
主要アルトは、さらに70%下落する可能性もある
と悲観的な見通しを示しました。
■ネットの反応
数多のアナリストが悲観的な予測を繰り広げるなかで
国内の個人投資家にはまだ余裕がちらほらと見えています。
エルサルバドル、44ヶ国の金融当局関係者がBTC決済を体験
要点
・エルサルバドルにて19日に44カ国の中央銀行および金融当局の関係者を招いた会合を開催
・金融当局関係者たちは各々ビットコインをドルに変換するATMなどを体験した
エルサルバドルの「ビットコインビーチ」で19日、
44カ国の中央銀行および金融当局の関係者が
ビットコイン・ウォレットを使用し、
実際の支払いを体験したことが話題になっています。
昨今では、金融市場の地合い悪化により
大量保有するビットコイン(BTC)の大幅下落で
債務不安(デフォルトリスク)を抱えるとの
指摘もある中、
エルサルバドルのナジブ・ブケレ大統領は、
金融当局者らがビットコイン体験を
楽しんでいる様子を一連のツイートで投稿。
「ビットコイン(BTC)決済を行う中央銀行家はカッコ良く映る」
(集合場面では)「44カ国の中央銀行家は”ビットコイン”と叫んだ」
上記ツイートは金融包摂を推進する団体
「Alliance For Financial Inclusion(AFI)」の
会合での一場面です。
会合の4日目に、参加者一向はエルゾンテ村に移動、
「ココナッツとコーヒーの代金」を支払ったり、
ATMでビットコインをドルに交換する方法などを
体験しました。
今回の記事のまとめ
■『ビットコイン、史上初の8週連続陰線…「仮想通貨の冬」への悲観予想続出』について
・ビットコイン、史上初の8週連続陰線へ
・各アナリストは「下落トレンドの終焉までにはまだまだ時間がかかる可能性がある」と悲観的予想を展開
■『エルサルバドル、44ヶ国の金融当局関係者がBTC決済を体験』について
・エルサルバドルにて19日に44カ国の中央銀行および金融当局の関係者を招いた会合を開催
・金融当局関係者たちは各々ビットコインをドルに変換するATMなどを体験した
先週よりは上昇しているものの、
アナリスト達の見解によるとまだまだ下降トレンドは
続きそうなので、要警戒です。