英エコノミスト調査「仮想通貨普及の最大の障害は知識不足」
要点
・英エコノミストの調査部門が「仮想通貨の普及における最大の障害は知識不足」と発表
・米国においては成人の3分の2近くが仮想通貨の知識を得ることに意欲的である
英エコノミストの調査部門である
エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)は
仮想通貨に関する知識不足が
普及の大きな障壁になっている
という調査結果を公表しました。
EIUが発表したレポートである
「Digimentality 2021」によると、
回答者の51%がビットコインやETHなどの仮想通貨に
参入する際の障害は知識不足であると回答。
34%がセキュリティ上の懸念を、
29%がどこで購入すればいいかが不明な点を挙げました。
機関投資家や企業による
仮想通貨の受け入れの障害になっている理由
について聞いたところ、
最も多かったのが、
「仮想通貨市場全体の信頼や理解が最大の障害」
であるという回答で、47%を占めています。
仮想通貨取引所ジェミナイの最近の調査によると、
米国の成人の3分の2近くが、
仮想通貨についてもっと知りたい、
あるいはすぐにでも保有したいと考えています。
■ネットの反応
近い将来、仮想通貨がパソコンやスマホのように全世界のあらゆる層に
普及する日が来るのでしょうか。
楽しみに見守りましょう。
著名投資家ビル・アックマン氏「仮想通貨には投資しない」
要点
・米国の億万長者の投資家ビル・アックマン氏が仮想通貨に投資するつもりはないと明言
・仮想通貨の価値は認めつつも、あくまで投機対象であるとの考えを示した
米投資企業
「Pershing Square Capital Management」の
CEOで、億万長者の著名投資家ビル・アックマン氏が
仮想通貨には投資しない意向を示しました。
氏はYouTubeの動画内で
すでに仮想通貨が普及していることは認め、
新たなビジネスチャンスを生んでいることは
興味深いと説明しました。
しかし、ビットコインもその他の銘柄も、
あくまで投機対象の資産だとする考えを示し、
「人が買った仮想通貨を、
誰か他の人が購入することができるということ
以上の価値はない」
と語っています。
また、アックマン氏は今月、
「ウォール・ストリート・ジャーナル」のインタビューでも
仮想通貨投資に否定的な意見を語っています。
今回の記事のまとめ
■『英エコノミスト調査「仮想通貨普及の最大の障害は知識不足」』について
・英エコノミストの調査部門が「仮想通貨普及の最大の障害は知識不足である」と公表
・なお次ぐ二番目の要因は「セキュリティ上の懸念」というデータに
■『著名投資家ビル・アックマン氏「仮想通貨には投資しない」 』について
・米国著名投資家のビル・アックマン氏が仮想通貨に投資しないとコメント
・氏は仮想通貨自体の価値は否定しないものの「あくまで投機対象」と強調した
仮想通貨の普及に関しては企業の参入のおかげで
徐々に進行していると思われますが、高騰と暴落の振り幅が激しいことから
世間一般の人達は不安を煽られているケースが少なくありません。
ボラティリティが落ち着いてくれれば投資家にとっても
参入しやすくなると思われますが、もうしばらくは荒れ模様が続くでしょう。