BIS幹部「ビットコインを法定通貨にするのは興味深い実験。だが規制されるべき」
要点
・国際決済銀行(BIS)幹部がエルサルバドルのBTC法定通貨採用について否定的に言及
・ビットコインは投機的な資産であり、そのように規制されるべきとしている
国際決済銀行(BIS)
イノベーションハブの責任者であるブノワ・クーレ氏は、
エルサルバドルでビットコインを法定通貨にする
という歴史的な決定を
「興味深い実験だ」と語りました。
クーレ氏はロイターにてこのようにコメントしています。
「私たちはBISで、ビットコインが決済手段である
というテストに合格したとは見なしていないことを
明確にしている。
ビットコインは投機的な資産であり、
そのように規制されるべきだ」
エルサルバドルの決定を受け、
国際通貨基金(IMF)は
「非常に慎重な分析を必要とする
マクロ経済的、財政的、
法的な問題を引き起こす」
とコメントしていたが、
クーレ氏の発言はそれに続く補足となります。
■ネットの反応
「興味深い実験である」というコメントは
どうやら失敗を予測した皮肉なニュアンスであると
投資家たちから話題にされています。
BTCマイニングを制限する法案の1つ、米NY議会で否決
要点
・ニューヨーク議会でビットコインマイニングに関する制限法案の一つが否決
・他にもあるビットコイン関連法案は現在審議中である
ビットコインなどの仮想通貨マイニングを制限する法案の1つが、
米ニューヨーク州議会の下院で否決されました。
この法案は、Anna Kelles下院議員が起草したものです。
NY州での仮想通貨マイニング事業に対して
一時停止できる期間(最大3年間)を設け、
州がマイニングセンターの温室効果ガス排出の
影響や水質、野生生物など
自然界への影響などについて徹底的に査定を実施する
という内容です。
法案に反対する労働組合は
同法案が特定の技術に対して制限するのは
「不公平」と指摘しました。
一方、Kelles下院議員のスタッフは
「マイニングセンターは長期的雇用ではなく、
短期的雇用に限られる」
とコメントしたそうです。
この法案は否決されましたが、
別の関連法案(複数)は現在審議中です。
今回の記事のまとめ
■『BIS幹部「ビットコインを法定通貨にするのは興味深い実験。だが規制されるべき」』について
・国際決済銀行(BIS)のブノワ・クーレ氏がエルサルバドルのBTC法案について言及
・「BTCはあくまで投機対象であり決算手段としては不適格なので規制されるべき」とのコメント
■『BTCマイニングを制限する法案の1つ、米NY議会で否決 』について
・米NY議会でBTCマイニング業者への制限法案が否決された
・反対派によると「特定の技術を法案で制限するのは不公平」とのこと
本日12日のビットコイン価格は、先日「エルサルバドル砲」が出たにも関わらず
30万円ほど下落しています。
BISの否定的なコメントなどがマイナス材料になったのか、
今一度上昇トレンドに乗り切れないビットコインですが
慎重に値動きを見守りましょう。