イーロンマスクがツイッター上で辞任問う投票、その影響でDOGEコイン下落
要点
・イーロン・マスク氏がツイッター上で「ツイッターCEOを退陣するか否か」を賭けた投票を実施
・結果は賛成票が過半数を超えたが、それをうけてドージコインが急落
イーロン・マスク氏がTwitterCEOを退くとの観測が立ったことで、
思惑買いされてきたドージコイン(DOGE)が
前日比5.3%安となりました。
「私はTwitterのトップを辞任すべきか?」
と問いかけたアンケートを実施した結果、
20日12時点で1750万票が集まり、
「賛成57.5%」「反対42.5%」と賛成票が大きく上回りました。
同氏は自身の進退について、
Twitterの投票結果に従うとしていました。
同氏は約440億ドルでTwitterの巨額買収を果たし、
10月31日に最高経営責任者に就任したばかり。
経営トップを辞任したとしても大株主として携わることになるとみられます。
Web3業界から期待される一方、
買収直後から合理化を断行するため従業員の大量解雇に踏み切ったことなどが
ガバナンス欠如に影響し、
大口広告主の約半数がブランドイメージの毀損につながりかねないとして
出稿停止するなど経営の不透明感が嫌気されたとの指摘も少なくありません。
また、19日にはBinance.USが破綻した
仮想通貨融資企業Voyager Digitalsの資産について、
10億2200万ドル(約1,400億円)で購入する予定を発表しました。
Voyageはサービス凍結中だが、取引が完了した場合、
利用者は23年3月までにBinance.USの
新しいアカウントを介して仮想通貨資金にアクセスできるようになる見込みです。
■ネットの反応
本日の仮想通貨市場は全面安。
ビットコインも前日比5.7%安の220万円台になっています。
ナイジェリア、仮想通貨の合法化法案が可決間近と報道
要点
・アフリカ最大の経済規模を誇るナイジェリアで仮想通貨合法化の動きへ
・同国で2007年に施行された「投資・証券法」の改正法案が近く可決されると明らかに
アフリカ最大の人口と経済規模を誇るナイジェリアで、
仮想通貨が合法化される可能性が高まっています。
現地メディア「Punch」の報道によると、
ナイジェリア下院の資本市場・機関委員会の
Babangida Ibrahim委員長は14日、
同国議会で2007年に施行された
「投資・証券法」の改正法案が近く可決されると明らかにしました。
改正法案が可決・成立すると、
証券取引委員会(SEC)が仮想通貨をはじめ、
関連するファンドを投資資金として認めることになります。
また同法案は、仮想通貨に関する
ナイジェリア中央銀行(CBN)とSECの規制の役割も規定します。
Ibrahim委員長は、
ナイジェリアには「効率的で活気のある資本市場」
が必要であり、
そのためには仮想通貨の導入を含む
「最新のグローバルな慣行」を
新法に取り入れることが重要だと述べました。
ナイジェリアでは昨年2月、
CBNが国内の全金融機関に対し、
仮想通貨取引関連の銀行口座サービス提供を
禁止すると通告。
仮想通貨取引所で取引している
個人と事業体を特定し、
直ちにその銀行口座を閉鎖するよう指示した経緯があります。
しかし、ナイジェリアの
仮想通貨ユーザーのほとんどは銀行口座を持っておらず、
「CBNの管轄」が及ばないことが判明したとIbrahim委員長。
仮想通貨は「違法ではないが、規制がない」ため、
規制の導入が必須だとの結論に至ったといいます。
CBNは一貫して仮想通貨の取引を禁止する姿勢を貫いていますが、
仮想通貨業界だけではなく、
同国の議員らもCBNの指示を強く批判していました。
Ibrahim氏は、法案の目的はCBNによる
銀行サービスの提供禁止を解除することではなく、
ナイジェリアでは何が合法なのかの
枠組みを示すことだと主張しました。
今回の記事のまとめ
■『イーロンマスクがツイッター上で辞任問う投票、その影響でDOGEコイン下落』について
・イーロン・マスク氏がツイッター上で「ツイッターCEOを退陣するか否か」を賭けた投票を実施
・結果は賛成票が過半数を超えたが、それをうけてドージコインが急落
■『ナイジェリア、仮想通貨の合法化法案が可決間近と報道』について
・アフリカ最大の経済規模を誇るナイジェリアで仮想通貨合法化の動きへ
・同国で2007年に施行された「投資・証券法」の改正法案が近く可決されると明らかに
本日、日銀が長期金利の上限0.5%に引き上げると発表したことをうけて
日経平均株価は一時900円安になる大暴落となりました。