エルサルバドル大統領、火山熱利用のビットコイン採掘計画を始動
要点
・エルサルバドルのブケレ大統領が自国の火山地熱を利用したマイニング計画を披露
・実現すれば極めて安価でクリーンなビットコイン採掘となる
エルサルバドルのブケレ大統領は29日、
ビットコインのマイニングを
火山熱を利用して行う取り組みに
関する動画を公開しました。
エルサルバドルではビットコインを
法定通貨にする法案が可決した直後に、
ブケレ大統領が、
火山の地熱エネルギーを使った
ビットコインマイニング施設の
計画を立てるように、
現地の電力会社に指示していた事がわかりました。
「First steps」と言葉を添えて、
取り組みの「第一歩」を踏み出したことを報告。
25秒の動画にはマイニング機器に
ケーブルを挿す作業などが撮影されています。
6月に明らかにした計画は、着実に進んでいるようです。
ブケレ大統領は当時、
「私はLaGeo(エルサルバドルの国営地熱発電会社)の
社長に、
『我々の火山からビットコインをマイニングする施設に、
非常に安価で100%クリーン、
かつ100%再生可能で排出物ゼロの
エネルギーを提供する計画を立てて欲しい』
と指示したところだ」と言っていました。
最新のツイートでは
「First steps」と説明していたが、
この指示の数時間後にはすでに、
「我が国のエンジニアから、
火山から約95メガワット相当の
地熱エネルギーを提供する
新たな井戸を掘ったとの報告があった」
と発表しています。
エルサルバドルは、20以上の火山があり、
以前から地熱発電が盛んな国です。
また、潜在的な地熱エネルギーの量は644メガワットですが、
そのうちまだ3分の1程度しか
発電に利用されていないとされています。
ビットコインのマイニングは、
地熱を活用できるプロジェクトの
1つになりそうだと見られています。
■ネットの反応
火山国のエルサルバドルならではのビットコインマイニング計画に
投資家たちもわきたっています。
ツイッター、NFTの認証機能をテストか
要点
・ツイッター社は、テスト中のNFTのアイコン認証機能画面を公開
・普通の写真だけでなく、NFTも本人認証と同時にアイコンに設定することが可能に
米ツイッター社は、NFT(非代替性トークン)の
認証機能をテストしていることを
報告する動画を公開しました。
NFTに関するサービスに携わるエンジニアが
ツイッターでの認証動画を投稿。
まだ最初の実験段階だとしており、
フィードバックやアイデアを募集しているとのことです。
ツイッター社は24日、ビットコインを含む
投げ銭機能をiOSアプリに導入したことを発表。
その際、NFTに関するサービスについても情報を公開していましたが、
導入時期などの具体的な詳細は発表されていませんでした。
NFTは複製ができれば、
それをツイッターのアイコンにすることも可能ですが、
今回ツイッター社が実験しているのは、
アイコンに使用しているNFTの所有者が、
そのツイッターアカウントの所有者であることを
証明する機能になると見られています。
今回公開された動画では、
ツイッターのプロフィール編集の画面から、
アイコンを変更しようとすると
「写真から選択」だけでなく「NFTを選択」も表示されるように。
その際「NFTを選択」を選ぶと、
次にウォレットを選択する画面が表示。
そこからは「コインベース」や「メタマスク」、
「Crypto.com」などからウォレットを選ぶことができます。
ウォレットを選択した後は、アドレスの認証が行われ、
それが終了すればNFTが表示されて、
そこで選んだNFTがプロフィールのアイコンに
表示される仕組みです。
今回の記事のまとめ
■『エルサルバドル大統領、火山熱利用のビットコイン採掘計画を始動』について
・エルサルバドルのブケレ大統領が自国の火山地熱を利用したマイニング計画を披露
・実現すれば極めて安価でクリーンなビットコイン採掘となる
■『ツイッター、NFTの認証機能をテストか』について
・ツイッター社は、テスト中のNFTのアイコン認証機能画面を公開
・普通の写真だけでなく、NFTも本人認証と同時にアイコンに設定することが可能に
ビットコインを法定通貨化したエルサルバドルで
思い切った火山地熱マイニング計画が実現へと進んでいます。
現時点では問題もなく、実現すれば大きな強みになるでしょう。