今週のイーサリアムは、最高値更新など好調が続きました。
27日の大幅な下落もありましたが、すぐに勢いを取り戻しての出来事です。
しかし今後の値動きには、反動に気をつけたいところです。
イーサリアムの今週の値動きを踏まえたうえで、今後の予測を見ていきましょう。
要点
今週のイーサリアムの相場は?
今週のイーサリアムの値動きを見ていきましょう。
GMOコイン販売所の日足チャートを参照しています。
週の始めである25日から値上がりで終わる機会が多かったといえます。
その結果29日にイーサリアム史上最高値を更新しました。
一時50万1496円を記録したのです。
30日から31日にかけては、下落を示す赤いローソク足が並んでいます。
これは最高値更新の反動でしょう。
それでも今後のイーサリアムの値動きについて、強気な投資家心理が働き続けるという考えも根強いのではないでしょうか。
イーサリアムの最高値更新の背景には、ネットワークのアップグレードをめぐる強気な情勢が考えられます。
現在のイーサリアムでは、2.0へ移行するための大幅なアップグレードが展開中です。
その一環である「Altair」が27日に完了し、多くの人が希望を感じたようです。
仮想通貨の仕組みが新しくなると「便利になる時期が近いから買い」という心理が働きやすいといえます。
Twitterでもアップデートの成功に、喜びのコメントが寄せられています。
イーサリアムの将来性が高くなったという印象が強いようです。
イーサリアムの今後の値動きは
イーサリアム2.0のローンチにより、長期的には今より価格が高くなっているでしょう。
数カ月~1年持ち続けることで、利益確保の可能性もあります。
しかし今後1週間のような短期の目線では、反動による下落に要注意です。
最高値更新に満足した多くの投資家が、イーサリアムを売り払うかもしれません。
イーサリアムの上昇トレンドが一時的に終わる可能性もあります。
下落に焦って売った結果、かえって損をする投資家もいるでしょう。
早めの売りの決断か、長期的に持ち続けるかの選択が明暗を分けそうです。
反動による下降トレンドへの逆転が懸念されますが、もうひとつのシナリオとしてレンジ相場への移行が挙がります。
これは最高値更新の反動で一時的に少し価格を下げたあと、しばらく価格が少しずつ上がったり下がったりになる状態です。
10月20日に最高値を更新したビットコインでは、今週において以下のような状況になりました。
以上の日足チャートが示すとおり、10月20日の最高値更新後は一進一退です。
21日と22日に調整局面に入ったあと、トレンドが決まらない状態が続いています。
買いと売りをめぐり、それぞれの投資家心理がぶつかり合っているのでしょう。
今週のイーサリアムの相場は、最高値更新後のビットコインと似た状況になるかもしれません。
来週は売り払うべきか、持ち続けるべきかという決断が重要です。
まとめ
イーサリアムは10月29日に過去最高値を更新しました。
それまでになかった50万円超えを果たしており、今後の値上がりを期待する人も多いでしょう。
しかし最高値更新後は反動で下落トレンドに逆転するかもしれません。
または今週のビットコインのように、買いと売りの各投資家心理がぶつかり合う可能性もあります。
以上のようなレンジ相場になったとき、売り払うべきか持ち続けるべきかの判断が明暗を分けます。
来週の値動きを細かく注視しつつ、冷静な判断を下しましょう。