先週のイーサリアムとリップルのチャートを紹介します。
ともに価格上昇で終わる日が多く、上昇トレンドへの転換をうかがわせました。
週末の値下がりが気になりますが、これがただの調整局面であれば景気回復を見込めます。
最近のイーサリアムとリップルの市場動向をまとめました。
要点
先週のイーサリアムの市況
先週のイーサリアムの相場を紹介します。
GMOコイン販売所における日足チャートでの検証です。
先週のイーサリアムは、平日は一貫して価格上昇を続けていました。
週の初めである4日の始値は14万2840円です。
8日の終値は16万4944円になりました。
この間は約15.5%の値上がりです。
以上からイーサリアムは、久々に安定した上昇を続けました。
このまま上昇トレンドへの転換にいたってもおかしくありません。
今後のイーサリアムの価格予測
今週になるとイーサリアムは、上昇トレンド転換が決まりそうです。
金融市場における一連の警戒感が和らいだとされます。
この影響から、安くなったイーサリアムに買い注文が殺到するでしょう。
最近の仮想通貨業界では、Three Arrows CapitalやVoyager Digitalの破産が報じられました。
その影響から仮想通貨市場のネガティブな情勢が続く可能性もあったのです。
しかし先週はその影響を感じないほど、イーサリアムが上り調子でした。
以上を考えると、イーサリアムには、今後も強気心理が広まる可能性があります。
先週のリップルの市況
先週のリップルのチャートも見てみましょう。
こちらもGMOコイン販売所の日足チャートにおける検証です。
リップルも先週は上り調子になっています。
4日の始値は42.570円でした。
一方で9日の終値は45.894円です。
この間の上げ幅は7.8%でした。
イーサリアムよりは伸び率で劣りますが、あちらは9日に値下がりがありました。
リップルは価格上昇期間が1日長かったのが印象的です。
いずれにしても市場の冷え込みが一服したと考えられます。
一方で10日の下げ幅が、先週の価格上昇の割合に対してやや大きいのが気になります。
これまでの上昇の反動とも読めますが、まだリスクオフ心理が残っている可能性も否定できません。
しかし先週の日足チャートを見る限り、最近は価格上昇が連続しやすい状況です。
以上を考えると上昇トレンド転換が有力シナリオでしょう。
今後のリップルの価格予測
リップルも今後は上昇トレンド継続が予想されます。
先週、移動平均線でゴールデンクロスが起きたからです。
証拠のチャートを見てみましょう。
青い線は5日の短期、赤は25日の長期移動平均線です。
ゴールデンクロスは、短期線が長期線を下から上へ貫く現象で、上昇トレンドのサインと考えられます。
今回は7日に起きたので、しばらくリップルの勢いが続きそうです。
このようにテクニカル分析も参考にしながら、値上がりが続く時期を見極めてください。
以上が安く買って、高く売ることで儲けるポイントです。
まとめ
先週はイーサリアムもリップルも、上昇トレンド転換をうかがわせました。
仮想通貨業界における恐慌状態の一服が要因です。
リップルのゴールデンクロスを見る限り、今後も価格を伸ばし続ける可能性があります。
アメリカを中心とした利上げ機運が残っているため、こちらの動向次第では仮想通貨市場にまた影響が及ぶかもしれません。
しかし現時点ではこれまでの不安心理が一掃されつつあります。
以上から少なくとも数週間は、各仮想通貨における価格上昇の可能性を見込んでください。