今週のイーサリアムとリップルは、価格上昇が止まり、レンジ相場に移りました。
価格調整局面の可能性もありますが、下落が本格化するようなら要注意です。
しかし利上げ加速の懸念が後退していることから、アルトコイン市場が再び盛り上がるかもしれません。
最近のイーサリアムとリップルの各市場をまとめました。
要点
今週のイーサリアム市場まとめ
まずは今週のイーサリアム市場を見ていきましょう。
GMOコイン販売所の日足チャートで検証を進めます。
今週のイーサリアム市場は、価格上昇が止まり、一進一退の攻防です。
どうやら20万円前後の攻防で、買いと売りの投資家心理がぶつかり合っている印象があります。
週の始まりである18日始値は18万1524円でした。
19日の終値は21万0141円で、区切りを突破しています。
しかしここからイーサリアムは、20万円を少し超えた次元で足踏みを始めました。
20万円前後の攻防を乗り切れるかどうかが、今後のイーサリアム市場のポイントでしょう。
今週のリップル市場まとめ
次は今週のリップル市場の総括です。
こちらもGMOコイン販売所の日足チャートで見ていきましょう。
18日の始値が46.955円です。
対して19日の終値は50.053円と、こちらも直近の区切りを突破しています。
しかしそこから価格がやや下降気味になりました。
50円直前で、リップル相場が行ったり来たりしている印象です。
以上から今後のリップルは、50円ラインの本格突破の可能性がカギを握ります。
イーサリアムと似たような境遇なので、2つの銘柄はこれからセットで注目してみましょう。
これからの主要アルトコイン市場はどうなる?
今後のアルトコイン市場では、イーサリアムとリップルを中心に再び盛り上がることが想定されます。
CPI(米消費者物価指数)が歴史的水準を記録していますが、Coinpostによるとこれがピークアウトに入るという見方があります。
以上を受けて、FRB(米連邦準備制度)の利上げ加速を気にする風潮も和らぎつつあります。
投資家の恐怖心理が和らげば、イーサリアムとリップルの上昇トレンドにつながるでしょう。
2022年度の始まりから、米を中心とした利上げ機運の高まりが、仮想通貨市場を苦しめました。
この不況が通り過ぎたことで、安くなった通貨に買い注文が集まるでしょう。
以上から世界経済の情勢も、アルトコインの味方をするかもしれません。
最近では米電気自動車メーカー「テスラ」のイーロン・マスクCEOによる、ビットコインの多額売却が話題になりましたが、こちらの懸念も一服するでしょう。
経済的な要人の発言や行動が相場を動かすことはあります。
しかしこの類の話題は、週が変われば影響を及ぼさなくなるでしょう。
世界経済としてはリスクオフ姿勢が一服していることから、イーサリアムとリップルは今後も価格を伸ばしそうです。
今のうちにどちらかを買えば、利益を得られる可能性があります。
まとめ
イーサリアムとリップルは、今週に入ってレンジ相場になりました。
しかし世界経済におけるネガティブな材料の影響が一服しているため、今後も力強い値上がりが想定されます。
イーサリアムとリップルはどちらも、区切りになる価格の前後で攻防が続く状況です。
社会的背景を考えると、どちらも攻防を突破し、値上がりへ向かうシナリオが有力になります。
今後の相場に期待できるなら、購入に踏み出してもよさそうです。