要点
・競合他社と競う事を視野に入れたサービス展開で、他社と比較し、広告収益は90%に上ると説明されています。
WordPressプラグインでEthereum(イーサリアム)を手に入れる
オープンソースのブログソフトウエアの最高峰と言えるWordPress(ワードプレス)が、12月10日、公式ウエブサイトに『Earn Cryptocurrency with Banner Ads(バナー広告で暗号通貨を獲得)』と題したラタなプラグインの説明を公開しました。
投稿されたプラグインの説明によると、WordPressが新たに展開する仮想通貨プラグインサービスにより、WordPressを利用してウエブサイト公開を展開している者・事業者などはイーサリアム(Ethereum/ETH)ウォレットに直接広告収入を受け取れます。
この新サービスは、「EthereumAds」と呼ばれるプラグインをウエブサイトまたはブログに追加するだけとのことです。
このプラグインにより、コンテンツ発行者はスマートコントラクトを使用してイーサリアムの広告スペースをオークションにかけることができます。
公式サイトには良いかのように説明が記されています。
「HTMLスニペット」と呼ばれるプラグインをウエブサイトまたはブログに追加するだけで、1分以内にコンテンツを収益化できるように設定ができます。ウィジェットを挿入すると、2週間ごとにスマートコントラクトを使用して広告スペースが自動的に公然とオークションにかけられ、落札者に提示されます
EthereumAds公式サイトによると、WordPressプラグインはGoogle AdSense(Googleアドセンス)と競合する予定で、ウエブサイト公開サービスを利用者はバナー広告を通じてETHを獲得できる。
サービスは、ウエブサイト、ブログ、ビデオ、さらには看板など、仮想通貨関連に限定されることなく、あらゆるコンテンツに適しており、公開入札市場へ自動的・継続的に最適な広告を見つけてくれ、収益は直接イーサリアムアカウントに送られると説明されています。
他社と競合するメリットについて
EthereumAdsの公式サイトには、他社と競合するメリットについても説明されています。
グーグルアドセンスのような競争相手は手続きを完了させるのに数日が必要であることはすでに多くのユーザーの周知の事実です。
登録手続きには数日かけた申請プロセスを経ることが要求されます。
それらに対し、EthereumAdsを使用すると、簡単なコピー&ペーストですぐに収益化が実現されるとの事。
また、これらの様な市場では非常に競争が激しく、手数料も高額なケースもあり、最も有名なものであるGoogleアドセンスの場合、広告収入は68%のみと7割にも満たない収益ですが、EthereumAdsの場合、90%が支払われるとのこと。
さらに、昨今重要性が年々増しているプライバシー保護についても、競合他社の場合、ユーザー個人情報や銀行情報を収集しており、万が一を考えると不安が残るのも事実です。
それに対してEthereumAdsの場合、提供側、ユーザー側双方がサインアップする必要がなく、完全なプライバシーを保持できると説明しています。
EthereumAdsはGoogleAdSenseのような主要広告収益化プラットフォームと競合することを意識したものであり、既存の広告プラットフォームが仮想通貨のライバルをどのように処理するかはまだ詳細には明かされていません。
実際に収益化させるには?
EthereumAdsを利用して、実際に収益化させるためにはどのような準備が必要なのでしょうか。
HTMLスニペットジェネレータのページを開き、公開しているウエブサイトに最適と思われるバナーサイズを選択します。
選択できるバナーサイズは
・336×280(長方形大)
・300×250(長方形中)
・728×90(リーダーボード)
・300×600(ハーフページ)
・320×50(モバイルリーダーボード)
・720(ビデオ)
の6種類の中から選択します。
選択をし、次のページへ進むと、イーサリアム公開鍵が表示されているので、これを入力します。
EthereumAds公式サイトでは、この公開鍵はイーサリアムアドレスしておらず、メタマスクを使用して生成するのみのため、問題ないとしています。