11日に入り下落した仮想通貨市場ですが、130万円のサポートを抜け下落が加速しています。
直近の仮想通貨市場の値動きをまとめました。
要点
ビットコイン130万円が簡単に決壊
9日から上昇していた仮想通貨市場は昨日まで140万円台まで上昇。
しかし、日付が変わって本日になり、ビットコイン、アルトコイン含め仮想通貨市場は全面安の展開となりました。
ビットコイン円 1時間足 6月26日~
これで、残念ながら9日からみせていた上昇分はほとんど全戻しとなってしまいました。
先月、年初来高値を更新してからは、116万円から120万円で一定の買いが入っていることがわかります(チャート上赤枠で囲った部分)。
現在はこの最後のサポートにさしかかっており、116万円から120万円がサポートされるか注目となりそうです。
まだレンジの範囲内なので、今後また時間が経てば価格が上昇していく可能性はありますが、今回の上昇で前回高値を超えられず急落したのは注意しておきたいところ。
仮に、116万円から120万円が決壊すれば、もう一段深い調整も視野に入れておいたほうがよさそうです。
再び弱気論も台頭?
今週に入りメディアで話題になった記事として、ベテラン・トレーダー、ピーター・ブラント氏の指摘があります。
同氏は18年の弱気相場を正しく予想ことで有名ですが、今後ビットコインは高値更新の前に価格調整をはさむ可能性があるとのこと。
その場合、最大で80%の大幅調整となり、価格は60万円まで下落するとのことです。
現状、まだどうなるかわかりませんが、再び価格が下落し始めているので、ブラント氏の指摘も頭の片隅には入れておきたいでしょう。
仮に、上記で示した120万円のサポートが決壊し、110万円も割り込むようであれば、100万円割れで調整が長引くシナリオも考えられます。
まとめ
ビットコインは11日に入り、突如価格が急落。
午前までに130万円のサポートが決壊し、さらに午後に入ってからは120万円近辺まで価格が下落しました。
今週に入ってからはブラント氏から調整の指摘も出ており、ボラティリティー(変動率)が高まっている現在の相場は読みずらい部分があるので、今後数日間の値動きも要注意となりそうです。