パッとしない展開が続いているビットコインですが、14日も続落し110万円近辺まで落ちてきています。
金融市場はダウが下げ止まっており、リスクオフムードが一服しているようです。
要点
金融市場一服でビットコイン下落?
ビットコインはここ数日上値が重い展開が続いており、14日は110万円近辺まで価格が下落してきています。
ビットコイン円 日足
日足のビットコインチャートでは、一目均衡表の雲を下抜けてきており、チャート形状は弱くなっています。
今後は再び下値が意識される展開となる可能性もありますが、ひとまず考えられるのはレンジ相場になることでしょう。
レンジ下限である100万円近辺まで下落すれば反発する可能性もありますが、100万円を割り込めば価格の下落が激しくなる可能性があるので、今後しばらく注目です。
金融市場はひと段落
先週からビットコインの上昇要因として指摘されていた金融市場の混乱ですが、ダウが大幅に反発したことにより、パニック状態はひとまず回避されたようです。
日経平均は反発、米株高好感 薄商いの中伸び悩む https://t.co/0HMTAxPGbn
— ロイター.co.jp (@Reuters_co_jp) August 14, 2019
このところのビットコインの下落は、このようにパニック状態の金融市場が落ち着いてきたからと考察することもできるでしょう。
ただし、先日からお伝えしている通り、長期的にはブレグジット、米中貿易摩擦、それに伴った世界経済の不透明感が払拭されたわけではないので、金融市場の動向は今後も注目です。
この秋以降、突発的なネガティブヘッドラインがトリガーとなり、ビットコインが急上昇する可能性が十分にあるでしょう。
ただ直近の動向としては、ビットコインは例年8月は調整相場になったこともあったので、今月以降はパッとしない値動きが継続する可能性もあります。
まとめ
14日のビットコインは前日に引き続き下落し、価格は110万円までちかづいてきています。
チャート形状的には、上値の重い展開が続いており、今後再び100万円の下値が意識される他、今後はレンジ相場になるシナリオも考えられます。
また、このところビットコインの上昇要因として指摘されていた金融市場の混乱はひとまず回避された形に。
ただ、まだ長期的には米中貿易摩擦、ブレグジット、世界経済の不透明感は完全に払しょくされたわけではないので、今後の動向は引き続き注目となるでしょう。