堅調な価格推移を続けていた仮想通貨市場ですが、本日に入って調整の色をみせています。
また、ビットコインは本日一時的に30%ほどの暴落をしています。
要点
ビットコインが暴落・アルトコインも全面安の展開に
ビットコインは本日、一時30%を超える安値を記録。
ビットコインドル 5分足
一般的に、このような現象は「フラッシュクラッシュ」と呼ばれ、一瞬の価格暴落がロスカットの連鎖を呼び、価格が暴落する現象をいいます。
本稿執筆時点で、安値は6600ドル、そこから再び買いが入っている状態です。
6000ドルというのは中長期で重要なサポートとなってきた価格帯なので、再び価格が下落した際は注目したいところ。
日本円でいうと、74万円がいったんのサポートとなっているので注目です。
暴落の理由はビットスタンプが原因?
暴落の要因として複数のメディアで報じられているのが、海外取引所ビットスタンプでの仕掛け売りです。
https://twitter.com/DoveyWan/status/1129238624053211136
Bitstamp 上のこのバカは誰だ?
同取引所では、フラッシュクラッシュが起きる前に、合計で5000BTC(およそ40億円相当)の売りが確認されています。
この量の売りは通常では考えられない注文で、一部ではビットスタンプで注文を置き、別の取引所で空売り(ショート)を仕掛けるといった価格操作の指摘も出ているようです。
ただ、あくまでこれが考察の範囲内で、その他にもアルゴリズムの暴走や、注文ミスなどが指摘されています。
いずれにせよ、このような価格の急落は17年で高騰した際もみられたことなので、ボラティリティー(変動率)が収束するかも今後相場動向を追う上でひとつの注目ポイントとなるでしょう。
しかし、基本的に現在の相場は中長期で「強気」といえるので、値動きが落ち着いた後は再び価格が上昇していくかも注目です。
まとめ
ビットコインは17日、前日比で一時30%の価格下落を記録。
その要因として指摘されているのが、海外取引所ビットスタンプでのクジラ(大口)注文で、一部では価格操作の可能性も指摘されています。
ただ、このような価格暴落は、同じように高騰していた17年相場でもみられたことなので、今後ボラティリティー(変動率)が収束していくかもひとつの注目ポイントとしておさえておきたいところ。
中長期的にはまだまだ強気なので、下値がサポートされた後は、再び価格が上昇していくのかに注目したいところです。