4月から5月と違い、6月の仮想通貨市場は年初来高値更新がなく、調整の動きが続いています。
直近に出た専門家の見解をまとめました。
要点
直近の相場に関する専門家の見解まとめ
ビットコインドル 4時間足 4月13日~
4月からノンストップで上昇してきた仮想通貨市場ですが、5月末に9000ドルの高値をつけてからは上昇に一服感が出ています。
現在のチャート形状から言えば、上下どちらのシナリオも考えられ、専門家の見解が分かれるのも納得できます。
今後は揉み合いになる予想も
ノンストップだった相場が足踏みしているのでは「1万ドル」という重要な価格帯をもくぜんにしていることのが関係していそうです。
ビットコイン投資会社のアダマント・キャピタルは、現在の相場が12年に似ているとして、数カ月の間揉み合いが継続すると予想しています。
しかし、同社は調整が終わったあとは再び価格が年初来高値を更新していくと予想しています。
今後の値動きは「1万ドル」が鍵か
ファンドストラッド社代表、トム・リー氏は、ビットコインが100万円(1万ドル)をこえれば、FOMOが発動し数カ月以内に400万円へムーンするとバイナンスのポッドキャストで語りました。
リー氏の指摘するように、現在は多くの投資家が注目する価格帯を目前にしているので、上がりずらくなっているという心理的な側面もあるでしょう。
仮に1万ドルをこえれば、さらに上昇する可能性があるので、今後近づいた際は注目の価格帯となります。
揉み合い続くも中長期的には依然強気
アダマント・キャピタルが指摘するように、今後数カ月は揉み合いが続く可能性は十分にありますが、これらの専門家ももっと先のスパンでいえば強気です。
先日、仮想通貨投資会社グレイスケールは、半減期を目前にした現在のビットコインは「買い時」と指摘。
同社が指摘するように、ビットコインは来年に半減期を控えており、これから価格が上昇していくことが指摘されているので、まだまだ相場動向は注目となりそうです。
まとめ
4月からノンストップで上昇してきた仮想通貨市場ですが、6月に入ってからは揉み合いの展開が続いており、上昇に一服感が出ています。
アダマントキャピタルは向こう数カ月揉み合いが続くとレポートで報告しているので、レンジ相場になるシナリオは頭の片隅に入れておいた方が良さそうです。
ただし、いずれの専門家も調整が終われば再び価格が上昇していくと見る向きがほとんどなので、現時点では重要な価格帯を注視しつつ相場動向を見守るしかなさそうです。