先週大荒れとなった仮想通貨市場ですが、3連休になり安値を更新しました。
今週の仮想通貨市場の注目価格・ポイントをまとめました。
要点
ビットコインは直近の安値を更新
先週、ビットコインハッキング事件やトランプ大統領の仮想通貨批判発言があり、仮想通貨市場は材料・値動きともに大荒れの様相に。
週後半は落ち着けをみせ、横横の展開が続いていましたが、週末になり価格が下落し始めています。
ビットコイン円 4時間足 6月下旬~
ビットコインは7月初旬につけたおよそ105万円の安値がサポートになっており、今週はここをサポートにできるかが最大の注目ポイントとなりそうです。
仮に下抜けた場合、チャート形状的にダブルトップでボトム(底)が割れる形となるため、時間・価格ともに調整が本格入りする可能性があるので、今週は今後を占う重要な分岐点となるかもしれません。
センチメントはやや悪化か・逆転上昇はあるか
ビットコインは150万円の高値をつけた際、フェイスブックや世界経済後退懸念が上昇を後押ししたと指摘されていますが、さらなる価格上昇は材料が足りなかったというのが現在の相場でしょう。
さらに、春からの価格上昇要因になったFacebook「リブラ」がFRB議長、トランプ大統領から先週軒並み批判発言が出たため、期待感がはげ落ちているのかもしれません。
さらに今年に入り懸念されていた「世界経済後退懸念」ですが、今のところ米中貿易摩擦も世界の株式市場の動向も比較的落ち着いてきているため、これまで金融市場から仮想通貨市場に流入していた資金が戻っているとも考察できます。
いずれにせよ、明確な価格下落要因はわかりませんが、チャート形状は悪化しており、連日高値を更新していた時と比較すると、メディアのセンチメントが悪化しているのも事実。
そのため、今週は何かポジティブな材料が出てくるのか、さらにメディアのセンチメントが悪化するのかも注目したいポイントではあります。
まとめ
先週、大荒れの様相をみせていたビットコインですが、週末になり価格が下落し直近の安値を更新。
現在は7月初旬につけた安値104万円も視野に入ってきており、今週は今後の展開を占う重要な週となりそうです。
また、直近ではメディアのセンチメントもやや悪化気味になってきているので、今週はポジティブな新しい材料が出てくるのかも注目したいところです。