大型アップグレード「マージ」が成功するもイーサリアム下落！「ニュースで売る」機会に
要点
・イーサリアムの大型アップデート「マージ」が15日に無事完了
・しかし、同時に「材料出尽くし」扱いでイーサリアム価格が大幅下落へ
15日の米NY株式市場では、
ダウ平均株価は前日比173ドル（0.6%）安と
反落しました。
その連れ安となったか、
ビットコインは前日比1.7%安の19,736ドルと下落しています。
イーサリアム（ETH）の大型アップグレードである
The Merge（ザ・マージ）は、
日本時間15日16時頃に無事完了しています。
仮想通貨史上最も重要なマイルストーンの1つであり、
大きな一歩と言えるアップグレードですが
市場でのイーサリアム価格は
前日比9.3%安の1,465ドルと大幅に下落してしまいました。
「マージ」が完了したことが、
一部の市場関係者の言うところの
「ニュースで売る」機会になった格好です。
仮想通貨交換業者でプライムブローカーの
ビークオンツの調査責任者マーサ・レイエス氏は
「マージを巡る興奮状態が終了した今、
短期的にイーサリアムに関する材料はない」
と指摘しました。
■ネットの反応
イーサリアムの急落にともなって、仮想通貨全体が下落することになりましたが
売りで様子見の投資家も少なくない模様で、今後も目が話せません。
米財務省、親ロシア軍事組織の仮想通貨アドレスを制裁へ
要点
・米国財務省は、ロシア政府に関連する 22の個人と2つの団体を外国資産管理局（OFAC）制裁リストに追加へ
・具体的には、ビットコイン（BTC）アドレス2つ、イーサリアム（ETH）アドレス2つ、 USDTアドレス1つ
米財務省は15日、ロシア政府に関連する
22の個人と2つの団体を
外国資産管理局（OFAC）の制裁リストに
追加することを発表しました。
その中には、ウクライナで
ロシア軍と共に戦闘に参加したとされる
ネオナチ準軍事組織
「タスク・フォースRusich」も含まれています。
この組織に関連する仮想通貨アドレス5つが
制裁対象に指定されました。
具体的には、
ビットコイン（BTC）アドレス2つ、
イーサリアム（ETH）アドレス2つ、
USDTアドレス1つになります。
米財務省はタスク・フォースRusichが
ロシア政府と協力し、
米国やその同盟国の平和、安全、領土保全を損なう活動に、
直接または間接的に関与してきた責任があるとしました。
Rusichは以前よりウクライナのドンバス地方で
ロシア側と一緒に戦っており、
2015年には捕虜などに対して
残虐行為を行ったとして訴えられているとも
続けています。
ジャネット・イエレン米財務長官は、次のようにコメントしました。
「米国は、ロシアの戦争犯罪、残虐行為、
侵略の責任を追及するために行動し続ける。
ウクライナが自由を守るために前進する中、
ロシアの軍事能力をさらに低下させ、
暴力の加害者として責任を取らせ、
財政的に孤立させるための措置を講じる。」
今回の記事のまとめ
■『大型アップグレード「マージ」が成功するもイーサリアム下落！「ニュースで売る」機会に』について
・イーサリアムの大型アップデート「マージ」が15日に無事完了
・しかし、同時に「材料出尽くし」扱いでイーサリアム価格が大幅下落へ
■『米財務省、親ロシア軍事組織の仮想通貨アドレスを制裁へ』について
・米国財務省は、ロシア政府に関連する 22の個人と2つの団体を外国資産管理局（OFAC）制裁リストに追加へ
・具体的には、ビットコイン（BTC）アドレス2つ、イーサリアム（ETH）アドレス2つ、 USDTアドレス1つ
先週300万円台まで上昇したビットコインは、ここ数日で再び
280万円台まで下落しています。
低調な値動きがしばらく続くかも知れません。
