日経平均株価、午前は一時600円安の急落!同時にビットコインも大幅下落!
要点
・日経平均株価、午前では一時600円超安まで急落。終値65円安の2万8864円
・株式市場とあわせて、ビットコイン相場も5日18時現在508万円の大幅下落に
本日の日経平均株価は乱高下。連動して仮想通貨も大幅下落となりました。
米長期金利の上昇でNYダウが大幅安になった流れに
東京市場も続いて売りが加速しました。
下落幅は一時600円超まで達しました。
しかし、午後から下げが鈍って急反発。
最終的に65円安の2万8864円となりました。
実態は不明ですが、
一部では日銀によるETFの購入ではないか
という期待感もあったようです。
株安に連動するように、
ビットコイン相場も大幅下落しました。
3月5日18時現在では508万円まで急落しています。
毎年3月〜4月は、確定申告シーズンに伴う
日米投資家の納税売り(現金化)の
大きな売りが発生していますが、
昨年のコロナ禍における異例の株高の影響で、
例年より強い売りの影響を及ぼす可能性も
指摘されています。
しばらくは不安定な相場が続きそうであるとの見解が
アナリストの間でささやかれているそうです。
■ネットの反応
日経平均株価の株安は後場から持ち直しましたが、
ビットコインの急落はさほど反発しなかったので、
投資家から落胆の声が聞こえています。
3月は日米の確定申告シーズンなので
(日本では4月まで延長されましたが)
株式・仮想通貨相場はともに低調になる見込みです。
米PayPalのCEO、ビットコイン購入の可能性に言及
要点
・米PayPalのCEOダン・シュルマン氏が、今後の仮想通貨事業の方針に言及
・「ビットコイン購入の優先度は低い」と明言した
大手決済サービス企業・PayPalのCEO
ダン・シュルマン氏が
Decryptの番組に出演しました。
その際に、仮想通貨に関する今後の事業方針と
企業としてビットコインを購入する予定の
有無についてコメントを発表しています。
シュルマン氏の分析によれば、
現在政府も中央銀行も、
仮想通貨を新たなインフラへと
更新する土台作りの方法を探っているとのことです。
シュルマン氏は金融システムについて
「金融システムのデジタル化は
全体的コストを下げるので、
本来であれば消費者の支払う手数料も下がる。
しかしデジタル化がある程度進んでも、
業界の平均手数料は
最近の10年間でおよそ2.8%に留まっている」
と説明しました。
こうした状況で、仮想通貨の土台となる技術は
「決済システムをより高速化、低コスト化し、
人々がより平等にアクセスできるようなれる
ポテンシャルを秘めている。
PayPalが目指しているのもこの方向であり、
次世代のインフラ構築に貢献したい」
と述べました。
一方でPayPalは、ビットコインの保有については
消極的な模様です。
シュルマン氏は
「企業としてビットコインを購入することは優先事項ではない。
価格面で浮き沈みの激しい資産クラスに
投資することは好まない」
と指摘しました。
ビットコインを購入するよりは、
他社を買収する機会のために、
自由に使える資金を維持しておきたい方針を
示しています。
今回の記事のまとめ
■『日経平均株価、午前は一時600円安の急落!同時にビットコインも大幅下落!』について
・米長期金利の上昇と確定申告シーズン等で、株式市場は日米ともに低調
・日経平均株価は午後からの急反発で持ち直すも、ビットコインは下落
■『米PayPalのCEO、ビットコイン購入の可能性に言及』について
・米PayPalのCEOシュルマン氏は仮想通貨事業への積極性を示した
・しかしBTCは上下動が激しいため購入優先度は低いと明言
株式と仮想通貨相場は、3月の確定申告時期に突入したこともあり
売り圧力はどうしても強まってしまう傾向にあります。
しかし、毎年の一定の時期のことなので
時間がくれば再び持ち直すでしょう。
不安材料として米長期金利の件もあり、
今は市場が伸び悩んでいますので
世界経済の動向を注視しながら、好機を待つと良いでしょう。