要点
・Brave がe-スポーツチーム「ラッシュゲーミング」と韓国アイドルBTSとの提携を発表
Braveが招待リンクへ自動変換していた
プライバシーを重視していることで知られる次世代型ブラウザのBraveが、URLを入力した際、ユーザーの知らないうちに、招待リンク(アフィリエイトコード)へ自動変換されていたことが、ユーザーからの指摘によって発覚しました。
So when you are using the @brave browser and type in "binance[.]us" you end up getting redirected to "binance[.]us/en?ref=35089877" - I see what you did there mates 😂
— Cryptonator1337 (@cryptonator1337) June 6, 2020
https://platform.twitter.com/widgets.js
(日本語訳)
あなたがBraveブラウザで「binance.us」と入力すると、バイナンスのあふぉりエイトプログラムである「binance.us/en?ref=35089877」へリダイレクト(自動変換)されてしまいます。
この指摘に対してBraveの創業者兼CEO(最高経営責任者)であるBrendan Eich(ブレンダン・アイヒ)氏がTwitterで
1/ We made a mistake, we're correcting: Brave default autocompletes verbatim "https://t.co/hJd0ePInEw" in address bar to add an affiliate code. We are a Binance affiliate, we refer users via the opt-in trading widget on the new tab page, but autocomplete should not add any code.
— BrendanEich (@BrendanEich) June 6, 2020
https://platform.twitter.com/widgets.js
(日本語訳)
私たちは間違いを犯し、修正しています。Binanceのアフィリエイトですが、アドレスバーの「http://binance.us」をそのままの自動変換されるべきではありません。新たなタブページでは、オプトイン取引ウィジェットを介してユーザーを紹介しますが、(今回のように)オートコンプリートによってコードが追加されることはありません。
と回答し、修正を実施する事をにおわせているものの、いつ修正が実施されるかについてはTwitter上では明言しませんでした。
CEO自らTwitter上で今回の件を明かす
今回、Braveが招待リンクへ自動変換していた件で、EichCEOは、Twitter上で解決策も提示しています。
主な解決策は2点。
・ドメインのデフォルトのオートコンプリートは何も追加しない。
・プライベートクライアント側(HTTPS Everywhereタイプの純粋な勝利を除く)でも、ユーザーを不適切なサーバーリダイレクトの影響を受けないように調整する。
としています。
Braveの収益について同CEOは、Braveはユーザーに支払う広告により、ユーザーを最優先するビジネスを構築しようとしている。
収益は広告報酬以外に、ゲーム内のスキンアフィリエイト収益も求めるが、すべての主要なブラウザーと同様に、検索収益の取引も含まれ、これらをうまくやっていくことで、BraveユーザーはBraveが生きることを望んでいルト語っています。
Twitterの中で同CEOは終盤に、入力されたURLは何も追加せずに指定されたドメインに移動する必要があり、間違いであった事をお詫びするとともに、すばやく修正することを約束しています。
さらに、多くのユーザーが今回の件を“Braveがページ内のリンクを書き換える”と誤解しているようだとしています。
これについて、私たちはそのようなことをしたことはなく、ページはめ込みリンクの書き換えはないとコメントしています。
これについては、BraveTOPページに、アフィリエイトコードを追加するオートコンプリートのデフォルトを無効にする設定があり、現在の計画では、デフォルトをオフに切り替えたりできるようになるとしています。
Braveがアジアで大人気BTSと提携を発表
日本経済新聞社電子版の報じた内容によると、Braveを提供するブレイブソフトウエア(アメリカカリフォルニア州)は、e-スポーツチームのラッシュゲーミングや韓国男性アイドルグループBTS(防弾少年団)と連携し、限定ブラウザを提供する事を発表しました。
これは日本国内では初の取り組みで、e-スポーツにかんしてはユーザーがBraveで広告を閲覧するとポイントを得られ、支援につながる仕組みです。
なお、BTSに関しては現在のところ、Braveを通してのみBTS MUSIC JOURNEY前編の視聴ができるようになっています。
BTS MUSIC JOURNEYについては、後編が7月にも視聴できるとのことです。