日本の仮想通貨取引所であるTAOTAOのCEO荒川氏は、note上でTAOTAOの取引記録に関する情報を公開しました。
その報告によると、仮想通貨のレバレッジ取引で利益を出しているユーザーは18.9%しか存在していないようです。
FXや株は1~2割程度の人のみが儲かる世界だとよく言われていますが、やはりその話は本当だったようですね。
TAOTAOが取引記録の情報を公開
仮想通貨取引所TAOTAOのCEOである荒川氏が、自身のnoteでTAOTAO内の口座開設数や取引情報を公開しました。
その情報の中で最も話題になったのは、レバレッジ取引による損益情報です。
荒川氏は、公開すべきか悩んだと一言前置きを挟んだ上で、画像付きの詳しい状況を公開してくださいました。
この画像によると、2020年3月にレバレッジ取引にて利益を出したユーザーは18.9%しか存在していないことが分かります。
また、3月だけではなく、全体的に見てもおおよそ20%前後で推移しており、レバレッジ取引の現実が甘くないことを認識させられます。
昔から、FXのようなゼロサムゲームでは、1~2割程度の実力がある人のみが稼げる世界だと言われていますが、実データでその話が本当であることが判明しました。
2017~2018年前半はSNS上で草コインがブームになっていましたが、2018年後半から現在に掛けてはレバレッジ取引が熱を帯びてきています。
特に、一部のインフルエンサーが数百万~数千万円の利益をあげた画像をよくアップロードしている為、初心者が自分もいけるのではないかと真似をしるケースが増えているでしょう。
そのような方は、このデータを見て今一度考え直した方が良いかもしれません。
カジノのようなゲームであれば、初心者でも十分に勝てる要素がありますが、レバレッジ取引では損切りや利確のタイミングなど、運だけではなく実力も必要となってくる為、2割程度しか勝つことができないのだと予想されます。
出来高は順調に上昇
荒川氏は、レバレッジ取引の損益状況の他にも、出来高などの情報も公開しています。
累計なので、必然的に右肩上がりになるとはいえ、かなり順調に推移していることが伺えます。
尚、序盤の出来高が異様に低いのは、TAOTAOが出来たばかりでユーザー数が少なかったという要素もありますので、仮想通貨全体の出来高とリンクをしているわけではありません。
とは言え、TAOTAOだけでなく、ほとんどの取引所において出来高が増えているのは間違いない為、今後の仮想通貨の活性化が期待できるでしょう。
2020年以降は口座開設数も好調
TAOTAOの口座開設数を見ると、2020年以降の口座開設数が大きく伸びていることが伺えます。
特にコロナショックが起こってからの増加数が凄まじく、ビットコインが暴落したのを機に購入しようとしているユーザーや、レバレッジ取引をする為にTAOTAOに乗り換えた人が多いようですね。
株の口座開設数も3月は前月比50%を達成したというニュースもあったので、世界的な暴落が起こると、今まで投資に手を出していなかった人たちが投資の世界へ参入するようになるのかもしれません。
尚、序盤もそれなりの数値を叩き出していますが、これは恐らく新規口座開設キャンペーンによる影響でしょう。
まとめ
今回はTAOTAOのCEOである荒川氏が公開した取引状況に関する情報をまとめさせていただきました。
この情報によると、仮想通貨レバレッジ取引を行うユーザーのうち、利益を出しているのはたった2割しか存在していないことが明らかになっています。
その為、SNS上ではレバレッジ取引の現実が明らかになったのではないかと話題になりました。
一方で、出来高や口座開設数は順調に伸びていっている傾向にある為、現物ホルダーとしては嬉しい結果と言えるでしょう。