テザー社は24日、5億USDTを市場の流通から完全に排除したことを発表しました。
今月に入って疑惑は深まるばかりですが、依然、テザー社の動向には不明瞭感が漂っています。
要点
テザー社が5億USDTを焼却
出典:https://tether.to/upcoming-usdt-redemption-october-24th-2018/
24日、テザー社は5億USDTを焼却したことを発表。
これは、市場に流通しているUSDTのおよそ52%に値する量です。
ポイントは、テザー社がUSDTを買い戻したわけではなく、完全に市場の流通から排除したということ。
また、焼却したUSDTはドルに換金され、実質的に発行と真逆のプロセスをテザー社が行ったことになります。
なお、焼却することは上記のキャプチャーのように発表されているものの「なぜ」行ったかは公式から発表されていません。
専門家が分析する3つのシナリオ
https://twitter.com/TheElementGrp/status/1053411748202442752
利用可能な公開情報から、テザー社とビットフィネックスは、安定した銀行関係を確保する問題が発生していると説明できる。
今月に入って、ビットフィネックスは6億9000万USDTを自社のウォレットからテザー社のウォレットに移しました。
その写されたUSDTの一部が、今回テザー社によって焼却されたと考えることもできます。
そして、ビットフィネックスとテザー社がこのような行動をとる理由を、デジタル資産顧問エレメント・グループは以下のように3つのシナリオで考察しています。
①ステーブルコイン(法定通貨と価格を1:1に保つため)の正当性を保つための最後の手段
②法的リスク削減のため、テザーを消滅させるフェーズに入った
③テザーが安くなったので、単純に大量に購入し、その後米ドルに換金するため
①と②は、つまりテザー社が完全に「黒」という悲観的なシナリオ。
③の場合、テザー社が大量の米ドルを保有している証明になるため、楽観的なシナリオといえます。
ここから今回のテザー焼却を考えると、以下のように考察できるでしょう。
①エレメント・グループが指摘するように、証拠隠滅のため、テザーを段階的に焼却している。
②何らかの理由で大量の米ドルを保有したかった。(テザーを焼却した説明にはならない)
23日、世界的仮想通貨メディア「コインデスク」は、ビットフィネックスが、本来存在しないテザーのデータを公開しているとの記事を報道。
全ての疑惑の根源は、ビットフィネックスとテザー社が、疑惑を晴らす明確なデータをこれまで公開していないことに尽きます。
今回の焼却に関しても、公式側は経緯を発表していないので、もうしばらくの間はビットフィネックス・テザー社の動向に注目しておいたほうがよさそうです。
まとめ
ただ、こうした報道がありながらも、今のところ仮想通貨市場に大きな影響はみられません。
15日に大量のUSDTが売却された時には、主要な仮想通貨が上昇したため、どのように価格に影響があるのかもわかりずらい部分があります。
とにかく、疑惑が完全に晴れないうちは、この騒動の報道は今後もされるはずなので、その動向を注視したいところです。
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