NFT投資会社であるアニモカブランズ運営のメタバースゲーム「ザ・サンドボックス」の登録ユーザー数が200万人を超えました。
2022年3月6日時点でアルファ版シーズン2まで公開されています。
人気ラッパーのスヌープ・ドッグとの提携も話題になっており、国内企業からも参入機運が高まっている状況です。
ザ・サンドボックスの概要と現在の状況を解説します。
国内企業の参入にも触れるので、今後のプレイ開始に向けて耳寄りな情報を得られるでしょう。
要点
ザ・サンドボックスの概要
ザ・サンドボックスはブロックチェーンを使ったゲームの一種です。
たとえば「ボクセルアート」と呼ばれる表現物や、オリジナルゲームを制作可能です。
サンドボックス内の空間では土地を所有して、そこにアートやオリジナルゲームを作れます。
ほかのプレイヤーに自身が作った場所を利用したり、遊んだりしてもらうことで、共有体験が可能です。
ゲーム内やNFT専用のマーケットプレイスでアイテムや土地の売買もできるなど、ブロックチェーンゲームならではの特徴もあります。
このようにサンドボックスはバーチャル世界を通してほかのプレイヤーと楽しみを共有でき、売買によってお金も稼げるゲームです。
サンドボックスの主な口コミは以下になります。
ユーザー200万人超えの現状を解説
2022年3月6日のCoinpost報道によると、サンドボックスのユーザー数が200万人を突破しました。
3日のシーズン2公開以来、プレイヤーは35種類の仮想体験が可能です。
200個のクエストや、報酬につながるNFT獲得のチャンスなど、豊富なコンテンツが人気の要因でしょう。
シーズン2では米人気ラッパーであるスヌープ・ドッグの参入も話題です。
「スヌープバース」が先行公開されており、有名人とのコラボレーションを体感できます。
有名人が関係したイベントもあり、さまざまなポイントから楽しめるのがサンドボックスの魅力です。
国内企業が続々サンドボックス参入へ
日本国内では有名企業が次々とサンドボックス参入に動いています。
代表例として以下の3社を見ていきましょう。
・エイベックス
・スクウェア・エニックス
SHIBUYA109は2022年3月1日に、サンドボックス上で「SHIBUYA109 LAND」を開くことを明かしました。
本来は東京都渋谷を拠点に、ファッションビルやテナントなどを展開しています。
若者の文化発信で話題なので、メタバースでもゲーム好きな若い世代の関心を引けそうです。
SHIBUYA109はサンドボックスを展開する香港企業のBACASABLE GLOBAL LIMITEDと業務提携しています。
これにより専用土地を開き、NFT販売やミニゲーム、メタバース上での広告配信などを予定しているとのことです。
メタバースを通した新規顧客の開拓に賭けているのでしょう。
エイベックスは「エイベックスランド(仮称)をサンドボックス上に開設予定です。
2022年度中を目途にオープンする見通しを立てています。
3月3日にはサンドボックス内でMetavex District LANDセールを開催し、ピコ太郎や浜崎あゆみ(ayupan)といったアーティスト関連NFTアイテムなどを販売開始しました。
音楽業界の大手であるエイベックスがメタバースに参入すれば、新しいムーブメントを望めます。
メタバースと音楽の融合により、ゲームだけでなく楽曲を聴く立場からも新鮮な体験ができるからです。
スクウェア・エニックスは2022年3月1日に、サンドボックスとの提携を明かしました。
この提携では、ゲームの知的財産権をメタバースに取り入れます。
すでにランドをメタバース内に買っており、RPG「Dungeon Siege(ダンジョン・シージ)」を中心としたコンテンツを展開予定です。
さらにDungeon Siegeのアセットやキャラクターも提供予定など、本格的なゲームコンテンツを提供します。
もともとDungeon Siegeは2002年~2011年に発売されており、サンドボックス版としてのリメイクが決まりました。
人気ゲームがサンドボックスでどのように生まれ変わるかに期待しましょう。
まとめ
世界的なメタバースゲームとしてザ・サンドボックスが注目されています。
日本国内からもSHIBUYA109やスクウェア・エニックスが参入するなど、関心が高まっているようです。
新しい仮想世界で他のプレイヤーと交流したり、オリジナルのゲームを楽しんだりできるのが魅力でしょう。
今後のサンドボックスの発展と、国内企業との関わりに期待してください。