要点
・ビットコイン価格が、PTS5時(日本時間22時)から数分で15%下がり、クジラの動向に非難が集まりました。
・間近に迫る半減期には価格も回復するとみられる事から、半減期に期待が集まっています。
クジラの動きがビットコイン15%の値下がりに!
週末の日曜、日本時間の22時頃、クジラがビットコインを売却したため、15%の値下がりを記録しました。
PTS17時半頃、Coinbaseが一時的にダウンし、約1時間後の日本時間の23時15分までに復旧しています。
クジラはPTS17時ちょうどを迎えると、250万ドルを超えるビットコインの売却を開始させたことが分かっています。
このクジラの動きにより、ビットコインはわずか30分足らずで9,561ドルから8,570ドルにまで大きく値を下げました。
CNBC Crypto TraderのホストRan NeuNer氏がTwitterで今回のクジラの動向による値下がりについて
Is it the end of Crypto again?
(日本語訳) 再び仮想通貨の終わりですか?
とツイートしています。
また、ニューヨーク大学経済学部教授のNouriel Roubini氏はTwitterで
Bitcoin crashes by 15% in 7 minutes on NO news: a rigged, totally manipulated, whales-controlled market where most transactions (90%) volumes are false as exchanges pretend to have liquidity they don't have. Massive pump & dump, spoofing, front running, wash trading! Total Scam!
(日本語訳)
ビットコインは7分間で15%もクラッシュしました。ニュースもありません。取引所が流動性を持っているふりをしているため、ほとんどのトランザクション(90%)のボリュームが偽りであり、完全にクジラによって不正に操作された支配市場です。 大規模な価格操作、なりすまし、不公正取引、仮想売買! 合計詐欺!
とつぶやいています。
5月10日の価格動向
ビットコイン 1時間足
半減期が間近に迫り、値上りするだろうという期待は裏切られた形を見せた日曜のビットコイン価格。
上昇ムード漂う中での暴落は100万円を切る価格にまで値を下げました。
現在小幅な価格の攻防が続いており、このまま上がり下がりしながらも半減期に向けて一気に値上りする事を期待する見方が多いのが現状です。
(画像引用元:CoinMarketCat)
日本時間の11日午前6時頃よりやや回復を見せ始めたものの、5月11日25分現在、929,275円前日同時刻比で-1.64%となっており、ほぼ横ばいの状態が続いています。
クジラとは?
仮想通貨関連ニュースやSNSで時折目にするクジラとは、巨額な資金を動かすことのできる機関投資家の事をいい言います。
本来は株式市場などの金融市場で使用されていた(スラング)用語ですが、仮想通貨でクジラと呼ばれる存在であるのが、ビットコインを多く保有している投資家を言い、メディアによっては“ビットコインクジラ”と表現されているケースもあります。
機関投資家(institutional investor)とは、個人投資家らの拠出した巨額の資金を、保険会社、普通銀行や信託銀行、信託銀行、年金基金、農協や共済組合、政府系金融機関などが、有価証券(株式・債券)などを利用して運用や管理する社団や法人の大口の投資家をクジラと言います。
大口の投資家としての一定条件とは…
イギリスの仮想通貨取引所CoinCornerのDanny Scott(デニ―・スコット)氏がTwitterで先月22日に
Would you class 100+ Bitcoins a #Bitcoin whale? There are currently 16,061 addresses holding 100+ Bitcoins
(日本語訳)
100BTC以上を保有している人をビットコインクジラに分類する。現在、100以上のビットコインを保持するアドレスは16,061ある。
とツイートしています。
ただし、オンチェーンのマーケットなど、市場分析を手掛けているGlassnode社はビットコインクジラについて、1,000BTC以上とScott氏とはちがった定義をあげています。
まとめ
ビットコインはクジラの動向によって価格に大きな影響を与える結果となった今、クジラの動向に注目することで、取引に反映させる事も可能です。
また、クジラの動向については、Whale Alert(ホエール アラート)というTwitterアカウントを利用してみるのも相場を乗越える一つの策です。
Whale Alertとは、クジラの動向をウォッチしているアカウントで、大口の動向が確認された場合、ライブアラートを発信してくれる便利なアカウントです。
購入時の資金が小さく済むことから、値を下げた今こそ買い時!という投資家もいるかもしれません。
これから仮想通貨取引を始めようと考えている初心者ユーザーさんは先ず、取引所の口座を用意し、クジラウォッチングから始めてみるのも良いかもしれません。
まだ口座を開設していない方は、この機会に解説することをおすすめします。
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