要点
・先週末、ビットコインキャッシュは、ハードフォークによって沈没したかのように価格も255ドルから240ドルに下がり、5%下落しました。
・ビットコインキャッシュの時価総額は現在約5,524億円です。
ビットコインキャッシュ高騰
※画像引用元:CoinMarketCap
ビットコインキャッシュの価格が300ドルに達し、ハードフォーク後の先週末の落ち込みから26%も上昇しました。
仮想通貨時価総額ランキングサービスを手掛けるCoinMarketCapによると、ビットコインキャッシュ(BitcoinCash/BCH)の価格は11月22日午前8時に300ドルを超え、過去24時間で16.39%も上昇した事が分かりました。
今回の値上りは、一時的に価格を押し下げた要因である先週末のハードフォークから、1週間で回復の頂点を示しました。
ビットコインの価格は、ブロックチェーンが2つに分割されたハードフォーク後、先週末、下落しました。
この際のビットコインキャッシュ価格は1BCH=255ドルから240ドルにまで15ドルも下がり、5%下落しました。
フォークは、ビットコインキャッシュを開発しているチームの1つの提案であった8%のマイニング税が要因となっており、この提案は内外からも不満が噴出していました。
この提案に不満を持った多数のビットコインキャッシュサポーターがこの提案を望まなかったため、ビットコインキャッシュは最終的にハードフォークという形に落ち着きました。
ビットコインキャッシュの回復
不確実性はビットコインキャッシュの価格を傷つけており、ハードフォーク発生の際、一部の仮想通貨取引所は、ネットワークの将来がバランスを崩したため、一時的に預金と引き出しを一時停止する措置を取った取引所もありました。
しかし、今日の価格は先週末の落ち込みから26%も上昇し、将来のバランスも取り戻し、ネットワークも、発生した損失から大きな回復を見せました。
ビットコインキャッシュの時価総額は現在約5,524億円で、仮想通貨時価総額ランキングで7位をキープ。
時価総額が約5,633億円のライトコインを下回っています。
リップルが爆上り
1XRP=44.02円で、24時間で19.54%、1週間で54.87%の値上りを見せています。XRPの時価総額は2兆円に届く勢いを見せ、爆騰に多くのユーザーが固唾をのんで見守っています。
全体として、世界の仮想通貨時価総額は3%増加し、5,295億ドル、55兆円にまで伸びています。
XRPの値上りは、今週の市場ラリーの一部で、過去24時間で、ビットコインの価格は1.19%上昇し、イーサリアムの価格は0.74%上昇しました。ビットコインの価格は109万円、イーサリアムの価格は55,600円前後にまで高騰しています。
今回の仮想通貨価格ラリーと一致を見せたのは、Covid-19ジャブとアメリカ時期大統領選挙によるバイデンの勝利の見通しでした。
XRPは、リアルタイムの決済や低コストで銀行間での送金に使用する決済機関が好む仮想通貨で、誕生時には大きく注目されたものの、ビットコインボラティリティと比較すると派手さにかけ、投機家にとっては利益が小さいという点から、今一歩というところでとどまり続け、今年に入ると、不振な状態が続いていると言われ続けていました。
サンフランシスコを拠点とする非営利企業であるリップルによって開発されたものの、規制の取り締まりにより、リップルがアメリカ国内で事業を行うことは困難になりつつあり、今年3月には20万件以上の詐欺被害も発覚しています。(※詳しくは特集記事「リップルで20万件以上が詐欺被害に!詐欺の見抜き方をリップル社が公式発表!」をご覧ください。)
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長く続いたクリプトの冬を乗越え、DeFiバブルも落ち着いた今、ようやく仮想通貨市場が再び活気づき始めた気配を漂わせています。