ビットコインが急落しています。12月17日に2.251,314円をつけた後、12月22日には1,427,000円まで急落しました。
天井からおよそ3割以上も下落しています。
急落するビットコイン。急落理由及び今後の価格推移を探っていきましょう。
目次
1 ビットコインの急落原因を探る
短期間でおよそ3割以上の下落したビットコイン。急落には何らかの要因が潜んでいるはずです。
ここではビットコインがなぜ急落することになったのか?その要因を探っていきたいと思います。
ビットコインの急落原因~その1 ビットコイン先物のCME上場の織り込み
12月18日にビットコイン先物がCMEに上場しました。価格推移をみると、直近天井が12月17日になっていることから、ビットコイン先物のCME上場を織り込んだ動きになっていることがわかります。
ビットコインの急落要因の1つはビットコイン先物のCME上場の織り込みだといえるでしょう。
ビットコインの急落原因~その2 チャートで三尊天井出現
前の記事でも書いたように、ビットコインチャートでは三尊天井が出現していました。
※三尊天井(さんぞんてんじょう)とは、証券用語で株価などの推移を時系列に図示したチャート上において高値圏でしばしば見られる形状の一つで、3つの山形を示し、中央の山が最も高くなる。この形状のチャートの出現は、今までの相場の上昇が終了し、今後近い内に下降局面に入ることを示すとされる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E5%B0%8A%E5%A4%A9%E4%BA%95
三尊天井は強烈な天井サインだといわれています。
テクニカル派の投資家は三尊天井を見て一旦利確に走ったものと思われます。
ビットコインの急落原因~その3 ビットコインキャッシュの連れ下げ
ビットコインの価格推移を見ると、12月21日からさらに価格の下落が加速していることがわかります(1,930,615円→1,427,000円)。
これはビットコインキャッシュの急落と同一時間帯に起こっています。
ですから12月21日の急落はビットコインキャッシュの連れ下げであることがわかります。
ビットコインの急落原因~その4 大口が売り逃げするといったうわさが流れる
ビットコインの大口がビットコインを売り逃げするのではといったうわさが流れていました。
ビットコインはおよそ1,000人の大口(くじらと呼ばれています)がおよそ4割を保有しているといわれています。そのくじらたちが裏で談合をして、売り逃げ計画をしているとのうわさが流れています。
参考:ビットコイン、約4割を1000人の「クジラ」が保有か-売買で結託の恐れ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-12-10/P0NGLZ6JTSEI01
ビットコインの急落原因~その5 ビットコイン→ビットコインキャッシュの流れ
今年8月に誕生したビットコインキャッシュ。ビットコインキャッシュはビットコインの問題をクリアした仮想通貨です。ですから、使い勝手という点ではビットコインキャッシュのほうが良いのは当然といえます。ビットコインのユーザーなら、ビットコインよりもビットコインキャッシュを購入するでしょう。こういった実需での面から、ビットコイン売りのビットコインキャッシュ買いの流れになったものと思われます。
このようにビットコインの急落は複数の要因が絡まって起こったものであるといえます。急落要因が解決していかないと、本格反転は難しいといえるのではないでしょうか?
2 気になるビットコインの今後の価格推移は?
ビットコインの今後の価格推移ですが、リバウンドはあっても年内の本格反転は難しいのではないかと思います。
特に21日からの急落はビットコインキャッシュ絡みの暴落です。ビットコインキャッシュは落ち着くまでは様子見が良いと思われます。
ビットコインキャッシュが落ち着きを取り戻しても、実需という観点からするとビットコインはビットコインキャッシュに劣ってしまいます。
ですから、今後も価格を維持していけるのかは不安が残るところです。
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