ビットコインは10月7日の夜間の米雇用統計の結果が良かったことから、下落気味で連休を終えています。
下げ渋っていますが、今週は米CPIが木曜日に控えており、いよいよ下落方向に拍車をかけそうな雰囲気です。
ビットコインの10月11日の概況について解説します。
(この記事は10月11日午前7時の情報で書き、短期間のスイングトレードで有効となる数値と値動きの予想を紹介しています。)
雇用統計で下落?!10月7日午前7時からの動き
10月7日午前7時、289万円で推移していたビットコイン、横ばいでの推移を続けていましたが、
午後9時30分から動きが出ます。
雇用統計が予想よりよく、失業率が改善したことから、米国の金融引き締め論が再び強くなり、10月8日午前2時には短期サポートをブレイクして281万円へと下落します。
その後連休中は動きが少なかったものの、明らかに買い手はやる気を失っており、午前7時に277万円をつけて、289万円で推移する展開です。
米雇用統計が悪化しないと下がる、事前予想通りの結果となっています。
米雇用統計で動きが出る・・・https://bitcoin-valley.com/news/btcmarket-388/
雇用統計は良化!!今週は米CPI?!
米雇用統計の失業率は、3.7%の横這いの予想だったところを、逆に3.5%の改善となりました。
FRB高官からも利上げ継続を示唆する発言が相次ぎ、市場の勘違いを是正していこうとしているようです。
ここまでの発言内容を考えると、感覚的に米失業率は5%以上、
米CPIは5%以下になるまでFRBは利上げペースを緩めないと考えられますが、
市場はずっと利上げストップを期待しているため、米10年金利は足元と同じ水準になっています。
長期金利が上がらないことがインフレ抑制の効果を半減させているため、これもFRB高官は面白くないと思っていそうです。
今週は木曜日、午後9時30分から米CPIが発表予定で、大幅下落する見通しは全くなく、上昇に触れると底抜けも考えられます。
米株価は反発を殆ど消しています。
本日のサポート&レジスタンス
本日は短期サポートが275万円の位置に再び発生しており、中期サポートも同じ位置です。
この水準を下回ると、拠り所がなくなるでしょう。
レジスタンスは289万円の位置に短期レジスタンスが降りてきていますが、買い手は引いており、ブレイクは難しそうです。
基本は下げで見ておくといいでしょう。
まとめ
ビットコインは米雇用統計の結果を受け、下落方向に傾いています。
今週は木曜日に米CPIがあり、再び波乱要因になりそうです。
再度底抜けの危機となっているため、気を付けながらの売買をしましょう。