21日、国内最大手のクレジットカード企業「JCB」がブロックチェーンを導入した決済システムを検討していることが明らかになりました。
提携を結んだPaystandで公式に発表されました。
要点
JCBがブロックチェーン技術導入へ
Today --> 90% of all b2b payments in Japan are via cash or paper methods in a $10 trillion market.
Future w/ @JCB_CARD + Paystand --> easy, secure, frictionless business payments that leverage digital technology.https://t.co/ARFvPgXNyu— Paystand (@paystand) December 20, 2019
今日-->日本でのすべてのb2b支払いの90%は、10兆ドルの市場での現金または紙による方法です。JCBの未来はペイスタンド-->デジタルテクノロジーを活用した簡単で安全な、摩擦のないビジネス支払い。
ブロックチェーン企業Paystandは21日、公式サイトでJCBとの提携を発表。
それによると、JCBは今後日本の中小企業を対象にし、ブロックチェーン技術を導入したデジタル決済プラットフォームの開発に乗り出すとのこと。
企業がそのプラットフォームを使うと、企業間の請求書発行や支払いが自動化されるとのことです。
JCBがこのような事業に乗り出したのは、国内でキャッシュレス決済の機運が高まっていることや、2023年に始まるインボイス制度(適格請求書保存方式)を見越してとのこと。
仮想通貨業界にとっては、JCBという国内で大手クレジットカード企業がブロックチェーン技術を導入することにより、この流れが他の企業にも波及していけば非常にポジティブといえるでしょう。
企業の利用が仮想通貨の普及へ?
先日、リップル社は20年の仮想通貨市場の展望を発表。
そこで同社は企業のブロックチェーンソリューションの導入が始まると述べており、今回の報道は早くもリップル社の予想が当たった形でしょう。
正直、今回のJCBの報道に関しては直接仮想通貨とは関係のない話ですが、仮想通貨のベースとなっているブロックチェーンが導入されるのは、間接的に非常にポジティブな要因となります。
リップル社の展望では、20年は仮想通貨の普及が始まる年とも予想されていますが、まずはこのような大手企業のユースケースが増加していくかに注目したいところ。
もちろん、国内においてデジタル決済の普及が広がれば、親和性の高い仮想通貨の注目度があがる可能性があるので注目です。
また、今回のJCBのように「ブロックチェーン」というワードだけでも認知が広まれば、ベースとなっている仮想通貨も認知される可能性があるので、そのことを念頭に来年の各材料・相場動向をおっていきたいものです。
まとめ
ブロックチェーン企業Paystandは21日、公式サイトでJCBとの提携を発表。
それによると、JCBは今後日本の中小企業を対象にし、ブロックチェーン技術を導入したデジタル決済プラットフォームの開発に乗り出すとのことです。
リップル社の来年の展望では、今回のJCBのように、企業がブロックチェーンソリューションを導入しだす年とのことなので、引き続き企業のブロックチェーン利用は注目となりそうです。