目次
仮想通貨DASHの特徴
ダークコインから改名したDASH
DASH(ダッシュ)とは、決済スピードの早さと匿名性の高さが特徴の仮想通貨です。
2014年1月に登場しましたが、当初はダークコインという名前でした。それが、2015年5月に改名した結果、今のDASHという名前に落ち着いています。
DASHの大きな特徴は、先にも挙げた決済スピードの早さと匿名性の高さですが、もうひとつマスターノードを利用している点もこの仮想通貨を特徴づけるポイントです。
マスターノードとは、通貨を大量に保有しているランダムに選ばれた第三者が監視をするシステムです。
マスターノードを持った人の不正を懸念される方もいますが、不正を行うと、通貨を大量に保有しているマスターノードが結果として損するような仕組みになっています。
イメージとしては、モネロのようにビットコインより匿名性に優れた仮想通貨として覚えておけば大丈夫ですが、もう少し詳しくDASHの特徴を見てきましょう。
DASHの匿名性が高い理由
ビットコインはブロックチェーン技術を使用する仮想通貨です。
ブロックチェーンではその仕組み上、どのアドレスからどのアドレスにどのぐらい送金したのかといった取引履歴が公開されます。
その気になればビットコインのこれまでの取引履歴をすべて見ることが可能ですし、他人に自分の取引履歴を見られ得る可能性があるという仕組みです。
ビットコインアドレスは暗号化されているので、たとえ他人に取引履歴を見られたとして個人情報と結びついていない以上、自分がどのぐらいビットコインを保有しているかということを知られる心配はありません。
その点は、法定通貨よりも匿名性が高いことは確かです。
しかし、個人とビットコインアドレスを結び付けられる可能性もゼロではありません。
DASHは、その万一のリスクをも防いだ仮想通貨なのです。DASHの仕組み的には、送信側と受信側の間に、別の送金者の通貨を混ぜるようになっています。
つまり、ビットコインのように送信者と受信者の一対一の関係ではなく、その間にクッションを挟んで複数対複数でのやり取りにした仕組みです。
そのため、外部から取引履歴を見ることもできなくなっています。
決済スピードに優れたDASH
ビットコインで取引をすると、すべての処理が完了するまでに最短でも10分ほどはかかってしまいます。
マイナー(採掘者)のブロック生成の待ち時間がこの長さであり、それだけ時間をかけて取引内容を検証しているということで、ビットコインの安全性が高いのもこのおかげです。
しかし、最近ではスケーラビリティの問題もあって、決済スピードがさらに遅くなっています。やはり仮想通貨の取引では迅速さが重要ですので、この点はビットコインのデメリットと言ってよいでしょう。
DASHはその問題を解消した仮想通貨で、取引完了までの時間がわずか約4秒までに短縮されています。
これだけのスピードを実現できるのは、セキュリティの面で妥協があるからだと思ってしまいそうですが、
DASHにはビットコインにはない機能があるからであり、そもそも承認の仕組みが異なるものと覚えておいてください。
高速な取引を可能にする仕組み
匿名性の高さと決済スピードの早さを実現できる理由は、DASHには「InstantX」という機能があるからです。
この機能は、ネットワークに参加しているコンピューターのなかから承認作業を行うマスターノードを選ぶためのものです。
ノードとは、P2Pネットワークに参加する一つ一つのデバイスのことで、簡単に言えば、その仮想通貨の取引に参加する人が使用するパソコンです。
ビットコインではネットワークに参加する一般のノードに承認作業を任せており、最も早く計算できた人が報酬を得る仕組みになっているため、10分もの時間がかかるわけです。
一方のDASHでは、一般のノードではなく、前述したマスターノードという重要な決定を行う特別なコンピューターだけが承認作業を行います。
だからこそ決済スピードが約4秒と早いのです。なお、マスターノードになると報酬が得られますが、常時サーバーを動かす必要があるうえ、支度金に1000DASHを収めるなど厳しい条件があります。
DASHはここ1年で高騰しており、2017年11月22日時点で1DASH=約57000円ですから、約5700万円を用意できる人など限られています。
設備や知識も必要なので、実際、誰でも簡単にマスターノードになれるわけではありません。
このように、選び抜かれたコンピューターが承認作業を行う仕組みなので、DASHでは高速な取引が可能になっているのです。
DASHを購入するには
日本語対応は少ない
DASHを取り扱う仮想通貨取引所は世界にいくつかあります。世界最大級の取引所であるPoloniex(ポロニエックス)にも取り扱いがありますが、日本語には対応していないので初心者には不向きでしょう。
仮想通貨の取引にある程度慣れており、英語力にも問題ない人であれば、手数料やスプレッドが安いので検討するのもありでしょう。
そうでない人が日本国内でDASHの取引を行うなら、coincheckを利用しましょう。
国内でDASHの購入が可能な仮想通貨取引所
coincheckは日本で最初にDASHの取り扱いを始めた仮想通貨取引所です。わかりやすく使い勝手が良いので、coincheckは仮想通貨初心者にもおすすめできます。
なお、coincheckに限りませんが、仮想通貨を購入するにはまず口座の開設が必要です。本人確認などの手続きに1週間ほどかかるので注意してください。
もちろん購入資金も必要ですが、DASHが現在高騰しているからといって、生活費などを切り崩して手を出すのはおすすめできません。
あくまで余剰金で投資するのが仮想通貨です。
それさえ気を付ければ、仮想通貨がまったく初めてという人でもcoincheckでDASHを購入することは難しいことではないので、まずは少額から購入を試しても良いと思います。
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スマートフォンのアプリにも対応しており、誰でもひと目見てわかりやすい取引ができるのが特徴です。
そのため、初めてビットコインや仮想通貨を購入する人には一番オススメできる仮想通貨取引所です。