7月のビットコイン採掘収益、約1000億円に
要点
・The Blockリサーチの調査結果によると、7月のビットコインマイナー収益が1000億円突破
・中国からのマイニング規制をうけるも、マイニング収益は前月からプラスに転じる
The Blockリサーチが、
月間のビットコインマイナー収益データを
公開しました。
7月のビットコインマイナー収益は、
9億7,000万ドル(1063億円相当)を
超えました。
7月は中国のマイニング取り締まり強化を
受けた月となりましたが、
マイニング収益は前月比でプラスに転じています。
9億7,183万ドルが
トランザクション手数料を含めた月間収益で、
手数料収入はうち2,759万ドル(30億円)でした。
主な収入はブロック報酬で、
ビットコイン価格が最高値をつけた
3月を過去最高収益(17億5,000万ドル)として、
右肩下がりに減少しています。
6月と比較すると手数料収入は減少していますが
総収益としては8億3,909万ドル(920億円)から
9億7,183万ドル(1065億円)へと増加しました。
また、一時100EH/sを切っていた
ビットコインハッシュレート(総採掘能力)が、
安値から15%水準回復。
7月末に調整した難易度も、
5回ぶりにプラス調整となりました。
■ネットの反応
マイニング事業に関する規制のマイナスは
これでひとまず落ち着く形になりそうです。
スクエア、豪決済企業を買収へ!ビットコイン購入サービスが拡大
要点
・決済アプリ大手スクエア社が豪決済企業アフターペイを買収
・29億ドル規模にのぼる買収は スクエア社にとっては過去最大
米決済アプリ大手スクエア社は1日、
豪決済企業アフターペイの買収に向け、
29億米ドル(3.2兆円)規模の
履行契約を締結したと発表しました。
買収は全額株式交換で行われます。
裁判所からの承認を経たのち、
最終的に買収が決定するのは
2022年1Q(第1四半期)見込みです。
アフターペイ社は後払い(BNPL)式の
グローバルプラットフォームを提供する決済企業。
6月末時点で世界各国で1,600万人以上の利用者と
10万以上のマーチャントの利用者を誇っています。
スクエア社はアフターペイと統合することで、
マーチャント側と消費者側双方の
決済エコシステムをより
幅広くカバーする狙いがあります。
また、後払い式の決済手段を利用者に提供し、
スクエアアプリ内からも
アフターペイのサービスを利用可能にするそうです。
さらに、アフターペイ利用者も
スクエア社の提供するCash Appの
金融ツールや送金オプション、
そしてビットコインや株式の購入を
可能にするとしています。
2社の提携について、
スクエア社のジャック・ドーシーCEOは
以下のようにコメントしました。
「スクエアとアフターペイは、
金融システムをより公平で、利用しやすく、
包括的なものにするために
ビジネスを構築するという目的を共有している。
我々が協力することで、
Cash AppとSellerのエコシステムを
よりよく結びつけ、加盟店と消費者に
さらに魅力的な製品とサービスを提供し、
消費者の手に力を取り戻すことができる」
29億ドル規模にのぼる買収は
スクエア社にとっては、過去最大となります。
今回の記事のまとめ
■『7月のビットコイン採掘収益、約1000億円に』について
・The Blockリサーチの調査結果によると、7月のビットコインマイナー収益が1000億円突破
・中国からのマイニング規制をうけるも、マイニング収益は前月からプラスに転じる
■『スクエア、豪決済企業を買収へ!ビットコイン購入サービスが拡大 』について
・決済アプリ大手スクエア社が豪決済企業アフターペイを買収
・29億ドル規模にのぼる買収は スクエア社にとっては過去最大
中国当局のマイニング規制の波が
BTC価格下落の原因の一つでもありましたが、
現在は他国に拠点を移したマイナー達の活動が
活発化しています。