ビットコインの10月24日の動きは、朝方に政府による為替介入が行われたことから、一時285万円まで売られました。
21日に5兆円程度の介入をしたと思われ、続いて24日も介入したことから、政府は150円より上の円安定着は容認せず、死守する覚悟を決めた可能性があります。
ビットコインの10月25日の概況について解説します。
(この記事は10月25日午前7時の情報で書き、短期間のスイングトレードで有効となる数値と値動きの予想を紹介しています。)
週明けいきなり介入?!10月24日午前7時からの動き
10月24日午前7時、292万円をつけて289万円で推移していたビットコインでしたが、週明け朝イチの為替介入でドル円が149円から145.5円に押し返された事から下落、285万円へと下げます。
その後は再びドル円が149円へと戻していますが、為替介入を警戒する動きから再び高値を更新する事はできず、290-285万円で推移、10月25日午前7時現在は288万円で推移する展開です。
短期レジスタンスが再び発生して、上値の重さが意識される展開へと移ります。
円買い介入実施?!政府は本気モードで150円を死守?!
24日続いて、25日も朝方に為替介入が行われたようです。
145円に下げたあと、直ぐに149円に戻していることから効果は無いように見えますが、どうやら政府として150円を最終防衛ラインと覚悟を決めた可能性がありそうです。
24日の為替介入は5.5兆円と推計されており、前回の日銀決定会合後と24日の介入を合わせると、10兆円を超えています。
政府が直ぐに使えるドルは、外貨準備180兆円中18兆円と言われていましたが、残り8兆円になったとは考えにくく、米国債を売りドルを作ることを米国が容認したか、レポ取引などで使えなかった部分のドル化が可能となったかもしれません。
11月以降は米国の利上げペースが緩む見通しがあり、150円を超えて円安になるシナリオにはかげりが出てきました。
円ベースのビットコインにも為替分、下げ圧力が加わりそうです。
介入で直ぐに使える額は18兆円・・・https://bitcoin-valley.com/news/btcmarket-381/
本日のサポート&レジスタンス
本日のサポートは、280万円の位置で変わらず短期サポート、中期サポートがある状態です。
介入と下落が同時に来ると、あっさりブレイクされることがあるため、注意しましょう。
レジスタンスは295万円の位置をクリアできるかに注目です。
NY株の上昇に反応が薄く、揺り戻しに注意したいところです。
まとめ
10月24日は為替介入が行われ、ビットコインにも影響を与えました。
政府はかなり本気モードで150円を死守しようとしているため、今後のビットコイン価格にも影響を及ぼす可能性があります。
介入と下落のダブルパンチに注意しましょう。