先週のイーサリアムとリップルの値動きをおさらいします。
こちらを踏まえて、今後のアルトコインの情勢予測に役立てましょう。
アルトコインを代表する2銘柄のうち、イーサリアムは先週、過去最高値を更新しています。
その後の反動も目立った印象ですが、今後も好調が続きそうです。
リップルはSWELL開催が終わった途端に下落が続き、下落トレンドへの転換を予感させます。
アルトコイン市場に何が起きているかを確かめ、今後の予測を解説します。
要点
先週のイーサリアムの相場
先週のイーサリアムの値動きを検証します。
GMOコイン販売所における日足チャートで見ていきましょう。
イーサリアムは10日において、過去最高値の54万5979円を記録しました。
値上がりが始まった6日の始値は49万7807円になります。
最大の値幅は約9.7%です。
しかし終値基準で見ると、10日から一進一退の状態が続いています。
今週の始まりである15日は前日から大きく値を上げている状況です。
長期的に見ると、10月下旬から続いていた上昇トレンドにかげりが出たように見えます。
しかし15日の値上がりがよいため、好調ムードが続く可能性も考えましょう。
今週のイーサリアムの予測
先週から上昇トレンドにかげりが見られるようですが、引き続き好調を守る可能性があります。
ビットコイン主導による仮想通貨の好景気と、専門家によるビットコイン超えの予測が出たからです。
イーサリアムは10日に過去最高値を更新しましたが、ビットコインも同じ日に過去最高値を記録しています。
2銘柄ともその日の終値は前日よりダウンしましたが、15日には大幅な回復を見せました。
しばらくビットコインとイーサリアムの市場連動が続きそうです。
またイーサリアムがビットコインを超えるという予測も出ています。
BlockTower Capitalの共同責任者Rahul Rai氏が、来年半ばの逆転の可能性を指摘しているのです。
こうした要人の発言も、市場を大きく動かす可能性があります。
以上からイーサリアムの求心力は、これからも続くでしょう。
先週のリップルの相場
続いて先週のリップルの値動きを見ていきましょう。
11月10日から5日連続で下落が続き、上昇トレンドの終わりを予感させます。
9日~10日にSWELLが開催されましたが、それが終わった途端に売り注文が殺到したようです。
リップルはSWELLの開催が終わると下落トレンドに入りがちですが、今年もそのジンクスにはまったのでしょう。
15日には他の銘柄と同様に価格を伸ばしていますが、イーサリアムより値幅が低い点が気になります。
市場全体のトレンドとは違った動きを見せており、今後も慎重に推移を見た方がよさそうです。
今週のリップルの予測
今週のリップルの値動きは、下落シナリオの可能性が高く、慎重に様子を見た方がよさそうです。
過去にもSWELL開催後に下落トレンドに突入した年が続いています。
話題性がなくなったあとの短期的な決め手に欠けるのが、リップルの弱点でしょう。
今週は価格上昇を望みづらいといえますが、長期的に見ると将来的な価値上昇を見込める要素があります。
先週はリップルに関する前向きなニュースが2つありました。
国内外におけるリップル関連サービスの増加は、長期的な効果を期待できます。
XRPの流通手段が増え、需要アップにつながるからです。
リップルが過去最高値を記録したのは2021年4月の210.058円で、前年のSWELLから約半年経っていました。
積極的にサービスが広がるニュースを信じ、長期的なガチホを続けるのも戦略です。
まとめ
イーサリアムは短期的・長期的どちらでも好調のキープを期待できます。
リップルはSWELL開催後から伸び悩んでいますが、関連サービスが増加しているため、数カ月~半年先の逆転を見据えたいところです。
このようにイーサリアムとリップルは同じアルトコインでも異なる動きを見せています。
買いたい銘柄の過去の値動きを参考にしながら、投資方法を決めるとよいでしょう。